ドラゴンズドグマ２をクリアしたのでネタバレも含む感想

メイポ……メイポ～～～！！！！！！！！！！

これに尽きるのですが、まあ、これだけにしちゃったら感想にならないので。

以下、ぬるぬるっと思いつくままに書いていきます。ガッツリネタバレを書くわけじゃないですけど、まあ匂いはすると思うので……。

とりあえず簡単にドラゴンズドグマの説明

まず、ドラゴンズドグマとは。カプコンから発売された、アクションＲＰＧのレーベル、と言えばいいのかな？

基本の世界はオーソドックスな剣と魔法の中世ファンタジー。様々なモンスターに脅かされながら、人間たちが武器と魔法を使いつつ国を作って生活圏を広げている……みたいな感じ。

ドラゴンズドグマたらしめている主な要素は、ドラゴン、覚者、そしてポーンたちによるそれこそ「竜の理（ドラゴンズドグマ）」なわけなんですけれども。

竜に心臓を呑み込まれた者「覚者」と、それに従うヒトの形をした意思無き不死の存在「ポーン」たちが旅をして、まあ何らかの形で竜との決着をつける……っていうのが大体の大筋。

個人的に画期的だと思ったのが、このポーンシステムでして。

ポーンはＡＩによって操作されているので、基本的にポンコツなんですが、「ヒトの形をした意思無き存在」という設定付けでポンコツさに理由を付けたのが当時としては斬新で。

人間の仲間があまりにポンコツな動きをしてると「なんだテメェは」ってなっちゃうじゃないですか、やっぱり（特になんか強キャラ設定で仲間になったのに実際戦闘に入るとポンコツになる時とか）

でも、このゲームにおいては「ポーンならしかたないか～～」ってなりやすい。

たとえダンジョンの入口の水たまりに落ちていきなりロストしても。崖っぷちの宝箱に走って勢い余ってそのままダイブロストしても。メイジなのにグリフィンにしがみついてポコポコ殴ってても。ポーンならしかたないか～～。

またこのポーン、１プレイヤーにつき１人自分専用のポーン「メインポーン（通称メイポ）」をキャラメイクすることができ、大変愛着が湧きますし、大体メイポの存在は重要な役割っぽい感じです。大変愛着が湧くように作ると良いです。

ということで私のドラゴンズドグマ２の感想は冒頭で述べた通り「メイポ～～～～！！！！」なのですが……。

まあ細かい話をしていこうかなと思います。

メインストーリーについて

短いね！

サブクエストと合わせても、巷で「後日きて」と「受注先と目的地を徒歩で往復する」ことでプレイ時間の水増ししていると言われても、まあ仕方がないかな～～、というのは正直な感想。

１０年前ならこれでも良かったのかもしれない。でもこのゲーム、フルプライスでしょ？　そりゃまあ……ねえ？　とは思います。

特にサブクエをやらずに真っ直ぐクリアしようとした場合、極めて短時間でクリア＋メイポやＮＰＣへの愛着が湧かずなんだこのゲームとなりやすそうだなあ～、とは。

ただまあ……私はメイポへの愛着がどちゃくそに湧いていたので、まあ……クリア後は情緒がめちゃくちゃになったし、ストーリーについてはそんなに文句はないかなあ。

クエスト完了後にも探せば続きが出たり、一度切りの選択でクエストが失敗したりＮＰＣが死んだりと、竜の心臓でカジュアルに死者が生き返る世界とはいえ結構シビアで緊張感は有ります。賛否の分かれるところだとは思いますが、嫌いではないです。

問題はシステム周りだと。個人的に大問題だなと思っているのが２つ

移動手段が実質徒歩のみって

いやーホント、移動手段だけはどうにかならなかったのかな、とは。

そもそも一家に一台ＰＳ５があるような時代じゃないんですよね。基本的には働いてお金を貯めたゲーム好きの社会人の家に高級品のＰＳ５が置いてあるんですよ。

会社から帰って来て、「さードラゴンズドグマ２やるぞ！」って起動してよ。寝るまでの間の貴重なプレイ時間の半分が、ただいつも行ったり来たりしてる街道を雑魚に絡まれながら走ってるだけだったら、そりゃ腹も立つでしょ。

私はオブラートに包んで言えばプレイ時間にとても余裕のある人間ですが、それでもやっぱり何往復もしていると移動に飽きてきます。いわゆる都市間移動が無い理由についてはクライマックスでまあわかるといえばわかりますが、いやわからない。つけても良かったやろ、とは。

とことんリアル路線に行こうとした意欲作、と言えなくはないですけど、まあプレイフィールが悪いのは事実かな、と。この点がかなり、人にオススメしにくいポイントです。

説明不足の竜憑き

いや、コンセプトもシステム的にも面白いですよ、竜憑き。個人的には嫌いではないんですけど……。

あまりにもリカバリーが効かな過ぎではないか、とは思うんですよね……。

一週間待てば死人の大半は「代わりの」ＮＰＣが出現して復活しますよ、はそれはそうなんですけど……。いや逆に怖すぎんだろ、いや、いや世界観的にはそれで合ってるから演出としてはとても面白いんですが……。

それをどうしてもやりたかったなら、イベント演出とかで……よかったのではないかなと、正直……。あともうちょっと説明したほうがいい、チュートリアルももっと緊張感を……。せめて診断がつきやすいようにとか……。始末する以外に治療する方法があるとか……。

いや、わかる、真エンディングのこと考えたらそうならないのはわからなくもないんですよ。わかるんですけど……。

これ、ゲームだから……という気持ちは正直。

理不尽、ストレス、不満が０なんて無理ですけど、それを補ってあまりある「楽しさ」「面白さ」「達成感」が提供できての「ゲーム」だと思うんですよね……。

もちろん、「この」ドラゴンズドグマ２をプレイして「面白かった」と言える人だけをターゲットにしたゲームでした、と言われたら「そっかー」としか言えなくなるんですけど……。

私、３もやりたいんですよ。メイポとまた新しい旅をして、末永く情緒めちゃくちゃにされたいんですよ。

初動の売上が良かっただろうから、まあＤＬＣは出る気はしてますけど……。ＤＬＣも買って３を待ってくれる人をさ、……ね？　とは……。

また新しい世界で。かわいいメイポに情緒めちゃくちゃにさせて下さいよ。頼みますよ！！

このゲーム「らしさ」で片付けられるのか否か

あとは細かいことを言い始めたらキリがないのですが、そこらへんはまあ「ドラゴンズドグマらしさ」と言われれば、「ドラゴンズドグマらしさ」なのですよねえ。

たとえばモンハンも、長い間モンハンらしいプレイフィールみたいなものを大事にしていたように思うんです。ライズでガラっとそれを変えてきたなあと思っているのですが、そこまでにも何作もかかったわけですし、まあ、ドグマらしさといえばらしさ。

不満がないわけではない。でも不満を無くしてほしいと個人的には思いません。

ただ、ただ時代に合ってないゲームだろうな……とは強く感じます。

繰り返しますが、ＰＳ５の、フルプライスのゲーム、ですからね……。

おわりに

とはいえ個人的には真エンディングのメイポに情緒をグチャグチャにされたので、私としては楽しめましたし、血の涙を流しながらメイポに逢いたくて２周目始めました。

ＤＬＣも出るなら、３も出るなら末永くお待ちしております。

メイポ……メイポ～～～～！！！！！！！

ここまで読んで頂きありがとうございました！！！！！

メイポ～～～～～！！！！！！！！！！