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【マンガ感想】君と宇宙を歩くために(前半)

どうも、こんばんは。たにせと申します。

今回は、いつものノート投稿と変わって
自分なりに言葉を慎重に選んで
書いてみているので、
そこもよかったら注目してみてください笑



「君と宇宙を歩くために」 作 泥ノ田犬彦


この漫画は、2024年 
マンガ大賞 大賞受賞した作品です。

もう多くの方が手に取っているかもしれません。


今更ながら、拝読したので
1巻の前半部分の感想を書きたいと思います。

もしよろしければ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


この漫画と出会ったのは、
大好きなゲーム実況者のUさんと
そのUさんのことを推してる配信視聴者さんの感想お便りを聞いて、

この漫画を私も読んでみたいと思ったことが、始まりです。


この漫画をUさんはこのように説明
していました。


「みんなが言葉にしないようなことを言語化している作品だなと。」


そのUさんの言葉はかなり抽象的で、
しかしながらその説明でこの漫画を
読んで見てみたいと思うには十分、心が動く
言葉でした。


「君と宇宙を歩くために」
のあらすじを完結に説明すると、

 授業中ほとんど寝ていて不真面目な
  小林くんと、
 その小林くんの前の席に突然やってきた
 少しみんなと違うところが多い転校生
  宇野くん。

この二人を中心に描かれた、
学校生活のお話です。


あまり詳しくないのですが、おそらく宇野くんは自閉症の青年だと思います。
最近少しだけ調べていたので、なんとなく話の前半でわかりました。


また、この題材で漫画を描こうと思ったその
切り口が斬新で感動したのと、
今までこういう漫画を読んでみたかったんだ!と少し嬉しくなりながら、
次へ次へとページを進めていました。


周りの人たちとは違う。普通じゃない。変。


そんな言葉は、簡単にいうときっと
「わからない(から関わりたくない)」という感情だと思います。


そのわからないという感情は、
自分たちが思っている以上に怖い、避けたいと思う人が多いでしょう。

人以外にも、勉強とか、新しいことに挑戦する前とか。例えば私の苦手なお化け屋敷とか。笑


でもそのわからないが、

わかる。知っている。

になったら、あ、この人はこういう人だから
伝える時はこう伝えよう!とか

勉強だったらその内容を教えられる!とか

お化け屋敷2周目だったら、ここでお化けが来る!とか笑


わからないに対して
対策して向き合えたりします。


だけど、きっとそれをまだ知らない
小林くんは、変わったやつだなぁ、、、と
若干興味があるような反応をしています。


それ事態がとっても凄いことで。

ある意味対応力があるというか、知りたい
と思う向上心があるわけですよね。


その反応を見て
彼はすごく優しい素直な人なんだなぁと
 

それに気づけた私は
なんだか勝手に嬉しい気持ちになりました。
きっと彼が学生じゃなくても、宇野くんと仲良くなっていたんだろうなと
想像もできてしまいました。


そんな彼の人柄。そこにこの作品の魅力があるんだと思いました。

また、「君と宇宙を歩くために」には


表現力、言語化力


みたいな魅力も詰まっていると思います。
自然と涙が出てしまうような素敵な言葉がありました。


ある日、
宇野くんを気にかけていた小林くんは、ある事件がきっかけで
宇野くんのお家におじゃますることがありました。


実は宇野くんには、一緒に暮らしているお姉さんがいるのですが、
小林くんが帰る際、お姉さんは宇野くんを説明するこんな一言を小林くんに言います。



「人と同じように生活するにはさ、工夫が必要な人もいるんだよね」



あぁ、自分もきっと工夫が必要なタイプの人
なんだ。自覚できた言葉でした。

この言葉は小林くんにもかなり響いていて、
一人お家に帰る際、自分もきっとそうなのかもしれない、、と
考えているシーンがあります。


これは自閉症に対する宇野くんの説明だったのかもしれないけれど、
小林くんのようなそうじゃない人にも関係する言葉になっていて
とっても考えさせられるセリフでした。


私は、みんなが普通にできていることが、
当たり前にはできないことが時々あって、
そういう自分を責めていたし、ただただ悲しく感じていました。

なんでできないんだろうと。


私が適応障害と診断される少し前に
読んだのもあって、
なんだかやけに心が軽くなって
救われた感じがしました。


きっと認めることができたんだと思います。
私はみんなより工夫が必要なんだって。


そのセリフが大きく響いて、改めて
始めに話していた


「みんなが言葉にしないようなことを言語化している作品だなと。」


というこの漫画に対する感想が
このエピソードを読んでそれにすごく納得しました。


あんなに抽象的だった説明が
こんなにも言葉に奥行きがあるだなんて、

なんていいセンスしてるんだ。推し、、、
と感じ
またいっそう推しが好きになりました笑


最後少しふざけてしましましたが、
言葉を丁寧に選んで書きました。

いかがでしたでしょうか?


以上、心に響いた漫画
「君と宇宙を歩くために」の感想でした。

まだまだ魅力が多く、続きの感想を書きたくなると思い、タイトルに前半とつけています。


もしよかったらそちらも見ていただけると嬉しいです。


そしてこの感想だけでは伝えきれないので、
まだ!
「君と宇宙を歩くために」を読んでいない人は
是非!是非!手に取って自身の目で確かめて
いただけると嬉しいです。

以上、たにせの漫画感想ノートでした〜
ご拝聴、ありがとうございます。

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