映画「デイアンドナイト」

「デイアンドナイト」(藤井道人)

ボヤっとしてたら、今年最初の映画レビューが2月になってしまいました。なるべくたくさん書けるよう精進します。

これは、秀作です。どこか、良い意味で日本映画っぽくない。韓国とかアメリカの映画に近い。

この手の「善悪」「罪と罰」の日本映画を観るたびに思い出すのが、瀬々敬久の大傑作「ヘヴンズストーリー」ですが、あの映画は確実に分岐点でした。「ヘヴンズストーリー」は四時間半も尺がある映画ですが、あの映画がそんなに時間をかけてやっていたのが、二時間くらいの平均的な尺でできるようになりました。

主演の阿部進之介が監督とともに企画、原案を手がけ、阿部の盟友の山田孝之がプロデュースに関わり、幾年もかけた作品とのこと。

ネタバレにならないように言うと、ふたりの男がひとりの少女に未来を託す。

俳優が皆良い。「清原果耶って誰だっけ?」と思ったら、「ちはやふる 結び」で結構良い役もらってた女優。この子も、あのヘヴンズストーリーの少女を思い出す。


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