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思い出すきっかけのはなし

最近、音楽はずいぶん聴かなくなってしまいました。

高校生のときは自転車通学だったので登下校時によくウォークマンで聴いていました。RADWIMPSがすきだったので、同じアルバムを何度も繰り返し聴いていました。あとは高校生のときの遊びといえばカラオケだったので、カラオケで歌えるようにとaikoやいきものがかりも聞いていたと思います。

21歳でニュージーランドに留学した時も、勧められた洋楽をよく聴いていました。英語が簡単だという理由でテイラースウィフトやビートルズ、その時すごく人気だったエドシーランもよく聴いていました。

ただ就職してからは、通勤中ずっと電車で寝ていたし、今は家で仕事をしていて仕事中は気がまぎれるので音楽などは一切かけません。なので日常生活で音楽を聴く機会がほとんどなくなってしまいました。

先日、カフェでテイラースイフトが流れていて、留学生活のことがすごく鮮明に頭によみがえりました。「Welcome To New York」が流れていて、ニュージーランドは大都会ニューヨークとはかけ離れていると思いますが、はじめての外国での生活、語学学校の友達、英語が分からなくて悔しかったことなどを思い出しました。別の時にも、受験間近の時に発売されたRADWIMPSのアルバムの歌で、受験のときの嫌な感じを思い出したこともあります。

音楽以外でも、冬の寒い時に薄着で外に出ると、陸上部時代での冬の辛い練習を思い出すし、予備校があった駅を通ると受験を思い出します。わたしは「通っていた小学校を訪問したら懐かしい思い出がよみがえる」みたいなのが、日ごろから結構あります。きっかけはいつも「その当時よくしていた行動」で、例えばよく聞いてた音楽とか、行ってた場所とかになります。

そう思うと私は将来、何がきっかけで今のことを思い出すんだろうと思いました。最近は家で仕事ばかりしているし、忙しさを理由に本もあまり読まなくなってしまいました。文章を書けるようになりたいとnoteを始めましたが、月一回更新するかどうかの低頻度になってしまっています。何か書きたいとは思っても、生活のほとんどが仕事になってしまうと、日常で感じることが少ないのかもしれません。

「思い出すきっかけ」になるものは「昔はしていて今はしていないこと」なので、これから辞めてしまうことになるとは思うのですが、今していることで辞められることがないに近い生活をしています。起きる、仕事、食べる、寝る、みたいな感じ。そうなれば、将来今を思い出すことが、もしかしたらないかもしれない。

まあ今はそういう時期なのかもしれないし、これが大人になるとこういうことなのかもしれない。さみしいなあ。

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