どんな風にするのが「謙虚」なのか、よくわかっていなかった。
日常生活の中で、こんなシーンをよく見かけます。
Aさん「○○さんて素敵ですね」
Bさん「いやいや、そんなことないですよ」
私はこういう切り返し方に、いつもちょっと違和感がありました。ただ、なんで違和感があるのかはよくわかっていませんでした。
ただなんとなくわかるのは、Bさんは「褒められても調子に乗っちゃいけないな、謙虚でいなきゃ」という気持ちでこういう切り返しをしているのだ、ということ。
もちろん私も、「いつも謙虚でありたい」と思っています。でもこの切り返しはなんとなく違うような気がする。ただ、私もどう返すのが正解なのかということが、よくわかっていませんでした。
そもそも、なぜ改めてこんなことを考えているかというと、noteを始めたことがきっかけです。私も少しずつ「褒め」のコメントをいただくようになってきました。
「本当に嬉しいけど、ここで調子にのっちゃいけないな。謙虚にいこう!」と気を引き締めているのですが、コメントを返そうとしたとき「そもそもどんな感じが謙虚なんだろう?」と、謙虚な返し方がわからないことに気がつきました(笑)
そうして謙虚について調べみたのですが、そのうちに、「謙虚」と「謙遜」を比べながら説明している、こちらのサイトにたどり着きました。
こちらのサイトでは、「謙虚」と「謙遜」の意味がこんな風に説明されていました。
謙虚:相手の気持ちをそのまま受け入れる行為
謙遜:自分の能力や価値などを下げて評価する行為
この内容を見ると、冒頭で説明した「○○さん素敵」「いやいやそんなこと・・・」といったやり取りでは、「謙遜」が使われていたようですね。
もう少し読み進めてみると、こんな部分もありました。
なぜなら「可愛いや」「カッコいい」などは発信する側が感じた感性の言葉だからです。
したがって「いやいや」と言われると相手は自分が感じたことを否定されたという体験をしてしまうのです。
「謙遜」をすることで、「いいと思った相手の感性」を否定してしまうことになったり、相手に嫌な思いをさせてしまったりすることもあるようです。褒められたことがきっかけで、相手にそういう感情を抱かせてしまう可能性があるっていうのも変な話です。
では「謙遜」ではなく、「謙虚」な返しとはどういうものでしょうか。
先ほどと同じく「可愛いね」「カッコいいね」と言われたら、まずそのまま自分を褒めてくれた相手の気持ちを受け入れ「ありがとうございます。」という感謝の気持ちをつたえましょう。
自分が謙虚に対応した場合の謙虚とはそのまま気持ちを受け入れることです。
あ、このコミュニケーションは凄くいい感じですね。「受け入れて」「感謝の気持ち」を伝えていく、それが「謙虚」ということなんですね。
さらに「嬉しいです。その言葉を励みにこれからも可愛く(カッコよく)いられるように、ますます精進してまいります。」とここまで言えるとベストです。
たしかにこういう一言も付け加えられると、より素敵ですね。今まで感じていた、なんとなくの違和感が「言語化」されたことによってかなりスッキリできました。
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冒頭のやり取りで感じていた違和感の正体とは、相手は褒めてくれて、自分は謙虚にしたつもりなのに、「褒めてくれたAさん」「褒めてもらったBさん自身」を否定してしまっているように感じていたからでした。
もちろんそれも人それぞれの感じ方で、同じ返しでも「謙虚な方だな」って感じる方もいると思います。
ただ、今回の謙遜と謙虚の意味を調べて、私は褒めていただいたときは、相手の好意をしっかりと受け止め、感謝の気持ちを伝えよう!と決めました。もちろん「これからももっと頑張ります!」という一言を添えて。
そうして相手の好意を大切にしながら、自分のこれからの成長につなげていこう!という気づきになりました。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
それでは、また。
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