お前が頑張ったんだよ。ウエンツ瑛士が言っていたこと。

技術のことを書こうと思っていたのに、
技術のことは全然書けずに、
なぜかウエンツ瑛士のことを書きます。

なぜか。
書きたくなってしまったからである。
それこそ、自分がどう感じたかを言葉に残したかった。

昨日、たまたま見た火曜サプライズで、
ウエンツ瑛士のイギリス留学の密着が放送されていた。

ウエンツ瑛士といえば、僕の世代にとっては、
輝かしいてれび戦士だが、
特段ファンというわけでもなく、
留学に行ったことは知っていたが、
なぜ行ったのか、行ってなにをしているのか、
なんで帰ってきたのか、なにも知らない。

そんななにも知らない自分が、
ウエンツ瑛士の留学密着ドキュメンタリーを観て、
泣いてしまったのだからびっくりである。

番組の最後の方に、
ウエンツ瑛士が質問されていた。

「この留学で、自分の中で一番変わったことは、何だと思う?」

ウエンツは、少し考えて、しっかりとした声で答えた。

「自分のことを、すごく好きになりました。」

この答えを聞いたとき、えらく衝撃を受けた。
「人のあったかさを知りました。」とか
「世界は広いんだな」とか
そんな、100人に聞いたら100人が答えそうな
回答が来るのかなって思っていたよ。ごめんなさい。

その回答を聞く前に、ウエンツがイギリスで受けていた
ボイストレーニングのトレーナーの女性(名前忘れた)のインタビューも
とても印象に残っている。

「瑛士は、この留学を終えて、日本に戻った時、ちゃんと留学の成果を出さないといけないという、プレッシャーを抱えていた。
でも瑛士、あなたがイギリスに来てくれて、私のボイストレーニングを受けてくれて、私の毎日はとっても楽しくなったわ。ありがとう。
あなたから学ぶこともたくさんあったし、
あなたが私から学ぶこともたくさんあったはず。
それは全部、あなたがここに来てくれたからよ。」

番組を見返さずに書いているので、もしかしたら全然違うかもしれない。
でも、こんな感じのことを言っていたと思う。
日本に帰った時、ある人から見れば留学の成果は見られないかもしれない。
でも、このトレーナーの女性にとっては、ウエンツが留学に来てくれたから、毎日が楽しくなったんだよ。学ぶこともあったんだよ。
その時点で、留学に意味がなかったってことはないんだなって思った。

そしてウエンツはこうも言っていた。

「日本では、いい意味でも悪い意味でも、なにかをやり遂げた時、周りのサポートがあったから、誰々のおかげ、そんな風に自分を抑えて周りを尊重する風潮があると思う。
もちろんそれも大事。だけど、僕は声を大にして言いたい。
それをやり遂げたのは、お前が頑張ったんだよ。
周りがサポートしてくれるのも、お前が頑張ったから、サポートしてくれるんだよ。
どうして自分を褒めてあげないの?それは、あなたが頑張っているからでしょ?
イギリスに来てから、沢山の人にそういう風に言われた。
そう思っていいんだということを教えてもらえてから、自分のことがすごく好きになりました。」

これまた、おぼろげな記憶の中で書いているので、
全然違うかもしれない。

でもこのウエンツの言葉たちに、とても勇気づけられたことは確かで、
自分はこういう風に受け止めたんだということを、
残しておきたかった。ので、書きました。

なにかをやり遂げた時、人に助けてもらえた時、
ただ生きてるだけでも。

「それは、お前が頑張ったんだよ」

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