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おっきめの不登校イベントに参加したよ

先日、京都・子どものミライ作りポレポレ主催の『米澤るみさん講演会&居場所紹介フェス』へ参加してきました。

私の活動って、リアルの居場所ではなく、オンラインのお話し空間。でも、傍楽の駒井さん宅間さんから「はるちゃんも参加する?傍楽ブースで!」とお誘いをいただいたので、「参加したいでーす!」と行って実現しました。こういうお声がけがほんとにうれしいなぁ。

子どもの悩みって、ある日突然起こります。
不登校になってから、「さてどうしよう」と動くわけで。
はじめは、まず「不登校について」の情報収集から入ると思います。知識的な情報は、たーっくさんあります。ありすぎて混乱するくらいあります(汗)うちの母も徹夜して本を読み漁っていました。

しかし、子どもの暮らしは毎日やってきます。時間は止まってくれません。「自分達が仕事の間に、この子が安心できる居場所があれば…」
そんなとき、近隣で現実的につながれる場所や団体の情報が知りたくなるんですが、全然見つけられない!!という壁にぶち当たってしまう方は、少なくないと思います。

この『居場所フェス』は、京都で支援をしている情報を知りたい方に持ってこい!
京都市内で、不登校や学校に生きづらい子どもたちや障害のある子ども達、その子ども達を支える大人の支援活動をしている方・団体が一堂に会する中々めずらしいイベントなのです。
今年で2回目。ぜひ続いてほしいし、こういったイベントが別エリアでもできるようになれば、暮らの延長で支援の手が届くんだろうなぁ。

今日はそんなイベントに参加して思ったことを書いていきます。


角度が違うと、全然違う

はじめに各団体さんの紹介時間がありました。全部で11団体?の案内を一気に聞けるなんてめっちゃお得やーん。

順番に聞いていって思ったことは、「子どもが日中過ごせる場所」とか、「親の会」とか同じ言葉を使っていたとしても、活動方針とか在り方が違うと、比べられないくらい全く違うんだよなぁとしみじみ感じました。
これが商品であれば「AよりBの方が安い」とかで選ぶんだろうけど、活動をされてる方々は「思い」で動いてる、めっちゃカッコいい情熱家(私にはそうみえます)なんですよね。
だから、選ぶときって、優劣じゃなくてフィーリングなんだろうな
やっている人の思いに、自分が共感するのかを確かめられるのが、今回のフェス。色んな団体さんの思いを直接聞くことと、自分の悩みを口に出せること。この両輪があるから「ここに行こう」と決定打を打ちやすい!

「思い」をどうやって伝えようか

それが、ネットで見つけることができたら一番スムーズなんだろうけど、思いって文字だけで伝わりきれないことがある。(ネットの中には、「思い」ではなく「説明上手」な輩もいますから)

そうなると、誰から聞くかが重要になってくるのかもなぁ、、ネットで一方的にみつけたときに誤解ないよう「思い」が伝わる媒体って、どうやったらつくれるんだろう、、解決策は必ずある。そう信じてるからこそ、何かいい方法があるんじゃないかって、つい考えちゃいます。
だから2019年で、最初にはじめた不登校支援の形がYouTubeだったんですよね。我ながら画期的で良かったと思ってるんだけど、いかんせん自分が動画にでて、編集作業することの負荷が大きかった(泣)


お母さんたちの話をきいて

ブースに座っていると、お母さんの方から話しかけてくれるのが新鮮でした。そして珍しいことに、お話しを聞かせてもらったお母さんはどの方も小学低学年のお子さんを持っていました。自分の不登校経験とドかぶりするご相談に、いつもより熱が入り過ぎて、暑苦しかったんやなかろうか、、、と心配になったよ。私はやっぱり、過去の私と過去の母を、救いたいんだね。

私は小学1~3年の3年間不登校。お母さん言う悩み一つ一つが見ているかのように情景が浮かんでくらくらしちゃった。ある意味懐かしい。

小学低学年だと、ひとりで留守番させられなかったり、学校という場所に行けないだけで、友だちと遊びたい気持ちが本人はあったりして、思春期の子どもより、純粋に居場所を欲しがっている年代。なのに、低学年こそ受け入れられる場所が少ない。
ここに、支援者の歯がゆさもあるような気がしました。


ボランティアの領域を超える

放課後の時間帯だけの受け入れや、自分のできる範囲で居場所をつくることの支援と、日中週5で受け入れられる居場所づくりは、ボランティアの領域を超える覚悟が必要だと思います。運営ではなく、事業として経営しないとむずかしい。すごく必要なことはわかるけど、その1歩はとても大きい。
その経営的な、金銭的なサポートをしてくれる企業がいたら、私やるのになぁって思う。言うだけはタダなので言わせてね(笑)

だって、企業の存在意義って、社会の課題を解決するためにあるんでしょう?なら学校に行かない子が笑顔で毎日暮らせる事業ってしごく全うなんじゃない?って思うのは私だけだろうか。
荒稼ぎ的なビジネスではなくって、持続可能なものね。できるんだよなー、妄想のなかでは(笑)


やってる人はすごい

「言ってるだけ」の人と「やってる人」には運例の差があります。

最後に集合!

今回一緒に参加させてもらったみなさんは、強さとやさしさを兼ね備えている、いまの世の中に必要な人達です。足らないものを見だすといくらでも出てきますが、何よりいまやっていることに乾杯!

そんな一日でした。

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