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生まれた時に、自分の火で母親が死んだのに火災厄除けの神様?

カグツチ

火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)、カグツチの方が分かりやすいですね。

日本神話で、イザナギとイザナミの子として生まれた火の神様です。生まれた時に自分の母親であるイザナミに大やけどを負わせて死に至らしめています。

それに怒った父親であるイザナギは生まれたばかりの我が子、カグツチを切り殺してしまいます。

そんなカグツチですが、全国の秋葉神社を始め下記の神社などで「火災厄除」の神様として祀られています。

秋葉山本宮秋葉神社(静岡県浜松市)
八戸市 秋葉山神社 など全国の秋葉神社
愛宕神社
野々宮神社

各社、「火防」等、記された御朱印を授与しています。

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日本神話の逆説って面白いですね。

スサノオ

スサノオもイザナギとイザナミの子。カグツチの弟ということになります。
天照大神の弟でもあります。

父であるイザナギに、死んでしまった母・イザナミに会いたいと願い出て、イザナギの怒りを買い追放されてしまいます。

イザナギに会いに行く前に、天照大神に別れの挨拶を告げに行った高天原でさんざん大暴れして、怒った天照大神が岩戸に隠れたという神話は有名です。

そして、そんな暴れ者のスサノオは、家内安全・病気平癒など一切の厄を祓う神様として祀られています。

これも、逆説的ですよね。

スサノオを祭神とする愛知県津島市津島神社の御朱印を同社のインスタグラムから紹介します。

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こちらの御朱印は京都八坂神社ホームページからの転載です。

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スサノオを主祭神と祀る神社には以下のところなど多数あります
(Wikipediaより)
熊野大社(島根県松江市)
津島神社(愛知県津島市)
須佐神社(島根県出雲市)
八重垣神社(島根県松江市)
廣峯神社(兵庫県姫路市)
素盞嗚神社(広島県福山市)
八坂神社(京都府京都市東山区)
八坂神社(東京都東村山市)
氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区)
久武神社(島根県出雲市斐川町)

まとめ

日本神話の神様は、後悔と反省をとおして、自分の失敗を教訓とする神様になるという説があります。
カグツチとスサノオはその説にぴったり合致する例ですね。

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