自分が就職氷河期世代と言われて

私は、正攻法で就職活動をしていないので実感がなかった。
私たちは就職氷河期世代と言われる世代に属し、非正規雇用が多く、十分な社員教育も受けられない。すでに40、50になり、転職も叶わず、社会保障の負担は増えるばかり。
そんなロスジェネって自分たちの事なのだと先日知った。
1970年から82年くらいまでに生まれた世代だそうだ。
そして、今、高齢者福祉の見直しが始まりつつあり、もし、若者中心の福祉へ切り変わっていくとしたら、そのころの高齢者が我々世代だ。
今の充実した高齢者福祉の制度を利用できないかもしれない。

ただ、私自身は不幸だとは思っていない。運よく就職もできて、社員教育も受けられた。結婚も子供もできた。
しかし、多くの同世代の人たちはどうなんだろう。世代間格差是正を叫ぶのだろうか。

ネットを見ていると、
例え、他の世代のツケを払わせ続けられる世代だとしても、今の閉塞感を変えるような改革をしてほしい。
自分たちが損するとわかっていても今の制度を変えてほしい。
という声が見られる。多いのか少ないのかはわからないけど、お金の多い少ないではなく、閉塞感が嫌だというのはなんとなくわかる。
言い換えると心で生きているということなのかもしれない。

少し前、私は考えれば考えるほど、わが町には産業が必要だと思えてきたのだが、最近は、それが、資本主義の延長的な考えで、目の前の問題しか見ていないような気がしてきた。資本主義にとらわれて大切なものを見落としているのではないかと。明らかにCOTENの影響を受けている。

しかしながら、今の生活がすぐに変わるわけではない。
産業の必要性を訴え、次世代の経営者を育てることが大切なのではないか
今はそう思っている。
やはり、人なのだ。
産業をお金の部分だけでとらえるのではなく
人の心を大切にする企業が増えたら
その地域はとってもやさしい感じがする
と思った。

氷河期といわれ、不遇と言われたからこそ、何か得たものがあると信じ、そして、それが閉塞感を駆逐し、心を大切に、皆を幸せにする結果になるといいな。そういうことをやっていこうと思う。


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