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LINEって情報漏洩してるみたいだけど大丈夫なのか?

いま世間で一番話題となっているLINEのニュースは情報漏洩だと思います。

LINEって、みんな使っているけど大丈夫なんだろうか?
連絡手段として当たり前になりすぎているから、使うことをやめるのも難しいし・・・。
モヤモヤする話だなと思います。

ニュースの見出しで上がってくるのは「行政指導」だったり「韓国で反日ムード高まる」だったり、会社としてLINEのことを詳しく知らない人にとっては不安しか伝わってこないのではと思います。

一般ユーザーの立場としては、これから先安心して使っていけるんだろうか?ということが知りたい。

なんで行政指導されているのか?

2023年9月から10月にかけて情報漏えい事件が起きているからです。
LINEヤフー社のシステムが不正アクセスを受けました。
不正アクセスの起点は、LINEヤフー社と資本関係にある韓国検索サイト大手NAVERの子会社であるNAVER Cloud社の委託を受けていた企業がマルウェアに感染したこととされています。
LINEヤフー社自身、もともと合併前の旧LINE社がNAVERの子会社だった名残から、現在もNAVER社と社内システム基盤の多くを共有している状況にあります。

これから安心して使っていけるのか?

情報漏洩を再発させないためには、直接的にはセキュリティ対策に脆弱な点がみられるNAVER Cloud社側のシステムを見直す必要があります。
ただし、LINEヤフー社としてはNAVERとの資本的なつながりがあるとはいえ別会社となるため、自分たちが直接コントロールできる範囲外にあります。

LINEヤフー社の対応方針はコーポレートサイト上で発表されていますが、今後はNAVER側とネットワークを完全分離していくことが明記されています。
5月に実施された決算説明会でも、最も優先度の高い施策としてセキュリティ対策の強化を説明しており、NAVER側とはシステム面の独立に加え、事業・サービスレベルでの委託関係も全て終了させるという発表をしていました。

これから安心してサービスを使えるのか?という点では、NAVER側からの独立により今後は主体的なコントロールが可能になることから、一歩前進という評価はできるかと思います。

今後LINEヤフー社はセキュリティ対策強化のために大規模な投資を行っていくことも発表されていますが、NAVERから独立できたから安心ではなく、今後のLINEヤフー社のセキュリティ管理における実態を確認してはじめて安心かどうかを評価できるのかなと思います。

まとめ

ネットで検索していると「LINEヤフー 反日」みたいなキーワード候補が出てきますが、すくなくとも今回の一連ニュースは韓国側への忖度などは無く、LINEヤフー社の対応方針も普段LINEを使っている日本のいちユーザーとしては納得できるものだったのかなと感じました。

今後もLINEヤフー社のシステムがハッカーの標的であるのは間違いないので、会社としてしっかり対策がされていくのか、進捗に注目していこうと思います。

最後までお読みいただき、有難うございました。


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