建築士になるには
こんにちは!ふゆさんです。
普段は建築士として店舗、クリニックの設計・施工管理の仕事をしています。
今回の記事では建築士になるにはどんな実務経験や期間が必要かを簡単に解説していきます。
4/1~一級建築士の受験申込がスタートしましたね。
今年から原則ネット申込へと変わって、数時間前に済ませましたが既受験者の僕にとってはサクサク出来て楽でした。
4/13(木)までとの事で申し込まれる方は忘れずに早めに行っておきましょう。
一級建築士
名前だけでかっこいいですよね(笑)
建築士と聞いてまず頭に思い浮かべるのは、『一級建築士』ではないでしょうか。
有名でもありますが、その難易度は資格の中でもかなりハードな部類に属します。
そんな一級建築士の受験資格ですが、主なルートは2つあります。
①二級建築士を取得後、一級建築士へ挑戦
②大学卒業後、一級建築士へ挑戦
①二建築士を取得後、一級建築士へ挑戦
建築系の高校や大学を卒業していない方はこちらのルートになると思います。
二級建築士を受験するには最低7年間の建築系の実務が必要となります。
二級建築士が取得出来たら、一級建築士を受験出来ます。
一級建築士試験を合格し4年間の建築系の実務経験を経て晴れて一級建築士として免許が交付されます。
細かい要件等は省きましたが、全く建築の経験が無い方が今から一級建築士を目指すとすると最低11年の歳月が必要となります。
長すぎる!と感じた方もいらっしゃると思いますが、抜け道としては
専門学校に2年間通う事で二級建築士受験の為の7年間の実務経験を飛ばす事が可能です。
それでも合計6年間は一級建築士を取得するまで期間が必要となります。
②大学卒業後、一級建築士へ挑戦
このルートが最短で一級建築士を取得出来るルートと思います。
4年制の建築系の大学を卒業後、直ぐに一級建築士の試験を受験出来ます。
合格出来た場合、2年間の建築系の実務経験を経て一級建築士として免許を交付されます。
なので最年少だと24歳で一級建築士になる事が可能です。
少し話はそれますが、最近ニュースになっていた20歳で一級建築士に合格していた大沢さんは専門学校に通われて合格していたとの事で
専門学校の場合は実務経験が4年必要と要件が変わってきます。
どちらにせよ24歳で一級建築士になることは凄い事です!
二級建築士
僕が現状持っている資格です。
一級建築士の取得の解説と重複する部分が殆どですが二級建築士の受験資格の主なルート2つご紹介します。
①建築系の実務を7年間経験後、挑戦
②建築系の高校を卒業後、挑戦
①建築系の実務を7年間経験後、挑戦
建築士を目指したいけど、建築経験がゼロの方向けのルートですね。
建築系の実務の対象は設計・現場管理・調査・建築教育・大工等去年から実務の対象となる範囲も広がっています。
設計・調査ではトレースのみや記録のみの場合は対象とならない実務もあるので要確認となります。
②建築系の高校を卒業後、挑戦
僕はこのパターンで当時受験しました。現在は高校卒業後、直ぐに試験を受けられます。
合格出来た場合、2年間の建築系の実務経験を経て二級建築士として免許を交付されます。
僕が受けた時は卒業後、実務経験が3年間必要でしたが去年から緩和されて卒業と同時に受けられる様になったのは良い事ですね。
学校にいる間に勉強出来るメリットもありますね。
まとめ
・一級建築士は建築経験が無い場合は6~11年取得までかかる。
・高校から建築系の学科に通っている場合、24歳で一級建築士になれる可能性がある。
・二級建築士は建築経験が無い場合は2~7年取得までかかる。
建築士は難易度が高い分、取得すると会社での評価や、転職の際のキャリアとしても役に立つので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい!
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