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管理職つぶやき#4 何を大事にするかを明確にすること。
管理職になるまでの12年間、色々な上司のもとで働いてきた。幸せなことに上司や先輩、同僚、後輩には恵まれていたと思う。誰もが人間的に素晴らしい部分を多く持っており、仕事にも情熱を持って臨む、そんな人たちばかりだったが、それでも例えば上司の仕事に対する価値観や優先順位は様々だった。
私は自分のやりたいことを実現するために、上司の価値観や優先順位を自分なりに把握し、うまくコトを進めてきたと思う。見る角度によっては「忖度」なのかもしれないが、結果的にやりたいことは大体実現できた。
こういった経験もあったので、管理職になって早々にメンバーに対し、自分の価値観や優先順位を開示した。
わざわざメンバーが詮索しなくても良いように。
価値観は優先順位に反映されるので、
スケジュール>クオリティ
と、言い切った。
メンバーのなかには、顧客のためなら多少スケジュールが押したとしてもクオリティを追求すべきだ、と思っているのもいる。
しかし、仕事の前後には必ず人がいる。
スケジュールを守れない=前後の人へ迷惑がかかる
突き詰めれば、
『人への配慮がない』
それは、少なくともチームで仕事をするうえでは致命的である、と伝えた。
営業経験が長い私のキャリアを知っているメンバーからは少々意外な発信だったようだが、後々、「何を大事にするかを示してくれたことで仕事がやりやすくなった」といった声もあがってきたので、内容はどうであれ明確にしたのはよかったことなのだろう。
また、管理職の日々は『判断』の連続でもある。
そのときの判断基準にもなるし、例えメンバーからすればネガティブな判断をしたとしても、「あぁ、上司は◯◯を大事にしていたもんな」と納得にもつながりやすい。
激動の世の中なので、朝令暮改は当たり前なのかもしれないが、そのなかにも幹となる部分は持っておくべきだと強く思う。
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