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韓国ミュージカル 『 EQUAL・이퀄 』 再公演オンライン配信・備忘録




✴︎今回の再演EQUALの感想も自分の記録用としての備忘録になります。なるべく分かりやすくまとめたものの、公演感想も載せているのでかなり長文になっています。ご了承ください。





韓国ミュージカル『 EQUAL・이퀄 』の再演は、2022.06.03〜2022.07.24 の期間で、劇場は前回と同じ、韓国の大学路にあるユニプレックス1館にて公演がありました。


前回の初演EQUAL公演終了後から半年も経たずに今回の再演が決定したので、待ちに待ったという感覚は一切なくて、えええーーーーー再演早すぎ!!早すぎないか?と正直に思いましたが、このEQUALという作品が好きなので公式からの再公演のお知らせを聞いてとても嬉しかったです。それと同時に今回の配信もとても楽しみにしてました。(   ……実は3月下旬の時点で이퀄の名前で4月半ば〜5月末までの期間、大学路練習室の貸館申請をしていることが流れてきた情報で知っていたので早々に再演があることがわかっていたという……笑  )


そして、再公演が始まる前の4月27日には、前回の初演でニコラ役を演じたホン・ジュチャンさんの音声による『 EQUAL 』のプロローグ、解説がありました。その後、公式からのキャスト発表もあり、本当に楽しみにしていた再演EQUALなのですが、前回の初演では初日から最終公演まですべて配信があったのにもかかわらず、今回の配信は後半の7月からしかなかったこと。それと、自身としては初演で出演されたキム・ギョンロクさんとホン・ジュチャンさんの公演をとても楽しみにしていたのですが、結局配信でみれたのはギョンロクさんが1公演のみ、そしてジュチャンさんは2公演だったということ。公演配信日があっただけでもありがたいことなのですが、もっとたくさんこのお二人の演技や歌を観たかったなぁと今でも心残りです。それで、今回はさまざまなキャストによる組み合わせを視聴しました。(黄色線が引いてある公演)





そこで、前回同様に配信視聴した中で、当時、別のサイトに載せていた6公演分の感想を載せています。今回キャストの人数が前回よりも多かったので初見ゆえに無駄に長い長文になっていたので不要な部分は一部カットしました。ですが、それでも長文のコピペなので、句読点なしの部分も多くて読みづらいところもあると思いますがご了承ください。(すでに公演自体は東京公演を含め、全公演終了してますので大丈夫だと思いますが、感想の中にはネタバレを含んだ部分も書いてます。特に【ウォノ=ヒョクス】【スンシク=セジュン】ペアの感想の中には、前回との違いや自分で感じたラスト部分の解釈などについても書いてあります。)



そして、前回もお伝えしましたが、公演の感想について、これはあくまでも私が勝手に解釈して考察した感想レポです。EQUALの公演をみた方々の感想や考察は人それぞれです。同じ公演をみたとしても、みた人によって考え方や受け取り方が全く違います。ですので、私が書いた感想は私にとってはそう思っただけで、これが他の方にとっての正解ではありません。




そして、ギョンロクさんのことなのですが、突然のお知らせといえば本当にこれが一番衝撃的でした!!初演・再演ともに、ずっとテオ役を演じてこられたギョンロクさんだったのですが、公演途中からのテオ役からニコラ役へのキャスト変更には大変驚きました。その驚きに関してはギョンロクさんの公演感想でも触れてますので、宜しかったらご覧ください。そして、実際に劇場にて観劇したEQUAL東京公演でのギョンロクニコラに関してはまたいつか、別の記事を書こうと思っています。(いつになるかは………私もわかりません………笑 )




あと最後の方には、ニコラ役を演じたジュチャンさんの今回の再演でのビハインド動画も載せています。このビハインドでは、ジュチャンさんによる今回の再演に関してのインタビューや練習室での撮影なども映っています(日本語字幕設定できます)。あと!このビハインド動画では、配信日がなくてそのお姿をみることができなかったテオ役のイ・ヒョンソクさんや、ジュチャンニコラとギョンロクテオの練習風景なども映ってますので、今回の再演配信ではみれなかったお二人の組み合わせが見れます。(本当にこのペア、ギョンロクテオとジュチャンニコラのEQUALがもう一度観たかった…… )







✴︎   ↓↓↓  前回の初演でもニコラ役を演じたホン・ジュチャンさんの音声による『 EQUAL 』のプロローグ、解説 (✴︎動画の下に載せた訳は翻訳等で調べたあくまでも意訳になりますので、誤訳してる部分もあると思います。ご容赦ください。) 


ミュージカル 『 EQUAL  』は
17世紀 ヨーロッパを背景に
黒死病(ペスト)と異端者狩りに病む
とある田舎町で物語が始まります

死に対する恐怖が支配していた混沌の時代に
人々は迷信に依存し始めました
医者たちは奇怪なマスクをしてその中には薬草を詰め
不幸を納得できる言い訳を探すために
禁じられていた魔法使いに対する裁判
刑罰をはじめました

混沌の時代に原因不明の病にかかり
ますます病いに伏せるニコラと
そんなニコラを救うために
医者でありながらも錬金術に手を染めるテオ
ふたりの友人の一週間を扱った物語

ふたたび 始まります





【 EQUAL 이퀄 】 
2022.07.06 (19:30) 

テオ役  ウォノ  
ニコラ役  シン・ヒョクス




今日の公演が私にとってイコル再演初見になります。


今日出演されたテオとニコラは私にとっては初めましてのお二人です。テオ役のウォノさんはお顔はもちろん存じてましたが前回のジュンケイさんベクホさんの時と同じでウォノさんがどんな方なのか、そしてどんな歌声をされてるのかはまったく知らなかったので今回も事前に本業でのウォノさんの歌声は聴かずにテオとしてのウォノさんの歌声を今日初めて聴きました。もちろん本業での歌い方とミュージカルでの歌い方の違いはあるのは重々承知してます。それを理解した上での率直な感想はというとそのお姿からは想像してなかったとても綺麗な声でした。

かわいいお顔以上にその筋肉質(これ正直な見た目でwwwww)な体格だと勝手にもっと太い!?声なのかと思っていたのですがその真逆でとても澄んだ綺麗な声でした。それで音程に関して気になったところがあってこれは再演で前回とは違う音程になったのか?それともウォノテオがより歌いやすいように音程をかえて歌ったのか?そこら辺がわかりませんが力強く歌うというよりかはウォノテオはとても滑らかに歌う???といった言った感じで(表現が変ですみません) これも新たなテオ、ウォノテオの個性なのかもしれないなと思いました。ですが正直なところでいうとその綺麗さの部分が逆に弱く感じてしまう場面もあったのでもっと大胆に力強く歌うウォノテオも私はみてみたいな〜とも思いました。特にマリエッタに恋する場面ではもっとかわいい表現の方がウォノテオには絶対似合うと思います!!お顔お姿ともにかわいいので。そう、だから逆に言えばテオの台詞の言い回しや演技の部分ではその綺麗さ、さらりとした滑らかさがとても自然で違和感がなかったのがとてもよかったです。正直台詞が飛んでしまったしまった箇所もありましたがそれ以外ではまだ2回目のテオなのにめちゃくちゃ自然で滑らかに喋るウォノテオでした。(何回滑らか言うんwww) 



そしてもう1人の主役であるニコラ役のヒョクスさん。ヒョクスさんも私にとってウォノさんと同じく今回が初めましての方でした。ヒョクスさんも最初の見た目のお姿のからは想像してなかった声で驚きました。ビハインド等で喋るヒョクスさんはどちらかと言えば優しい印象だったのですがヒョクスニコラはウォノテオとは真逆のとても力強い歌声が印象的でヒョクスさんのニコラのイメージや役柄は今までみたジェファンさんやジュチャンさんとはまた全く違うニコラ像だったのがとても新鮮でよかったです。ヒョクスニコラは今までのニコラよりも一番堂々とした狂気の沙汰が逆にすごく気持ちよくて観てて面白かったです。誰かのニコラに似てるとかはなくてちゃんとニコラを自分のものとして演じてるヒョクスさんはさすがミュージカル俳優だなと思いました。そしてこれは前回のギョンロクテオとジュチャンニコラの時にも言ったのですがテオ役のウォノさんがとても人気のあるお方なので最初は見た目的にどうしてもお二人の差を比べてみてしまう方もいるでしょうが今日の公演をみた方はお分かりだと思うますがヒョクスニコラはまったくもってウォノテオに負けてませんでした。比べること自体がヒョクスさんに対して失礼なことですが本当にウォノテオと対等な立場で時折ヒョクスさんの方が勝ってる部分も多かったしニコラとしてウォノテオを操るヒョクスニコラは凄かったです。孤独、狂気、悲壮感が満載に漂ってるヒョクスニコラはとても良かったです。 



それで今日のイコール全体の感想なのですが(前置きが長いーーー!!) 初演時の演出とはかなり変更したところもあったので正直言って違和感がありました。慣れませんでした。後ろの映像も最初から全体的に暗かったのであそこまで不穏な感じに持っていかなくてもいいのにな〜と思ってしまいました(前回の方が映像の鮮やかさなどがとても綺麗だったと思います) 。この作品は終盤のネタバレ告白での、え………じゃぁ今までのふたりは何だったの?という……心がゾワっとするのがおもしろいのに最初からの暗い流れのままネタバレ告白がさらっと終わってしまったのでそこの面白さが少し欠けてしまったな…………という印象になってしまいました。でもこれは私が初演を知ってしまっている状態で見てるので今回劇場観劇された方々もおっしゃてた様に初見の方にとっては前回公演よりも理解しやすくなったのではないかなと私も感じました。



それと前回よりも分かりやすくなったと言えば台詞の追加もありました。前回ではテオの両親についてまったく触れられてなかったですし、一番の変わったところと言えばニコラによるマリエッタの死の告白場面でした。前回の公演ではマリエッタの死はもしかしたらニコラが関わってるのかもしれない………と思わせる雰囲気も時折あったのですが(実際のところ本当にニコラ関わってませんし勝手に私が感じただけですwww) 今回ではニコラがマリエッタ死の告白の台詞の中で「窓の下で町の人がヒソヒソと話していたのを聞いた」という台詞の追加があったのでその台詞のおかげ!?でニコラは人づてにマリエッタの死を知ったということが明確になってました。ですので結果的にニコラはマリエッタの死に関わってないというアリバイの説明できたのでそこは演出家の方の勘違いしてほしくないという意向がその台詞にでてるのはないかなと思いました。(個人的な感想だとニコラが関わってたかもと匂わせてた方がおもしろいのですが…………) 他にもニコラの追加された台詞の一部分で「これ以上壊れないでくれ………お願いだ」と言う場面があったのですがこれもその台詞をいまこの場面で言ってしまったらニコラがテオにやばいことしてるのがバレバレじゃないか???と思ってしまいました。 



と、まぁ今回が再演初視聴なのでめちゃくちゃ長くなってしまったのですがウォノテオは錬金術の本をニコラに見せたあとにヒョクスニコラの横にぴとっと寄り添って座ったのがめちゃくちゃかわいかったし、ニコラが真実の場面で言った「君はオデットが愛したニコラだ」と言った台詞に似合う昔はニコラだったウォノテオの雰囲気はとても好きでした。それとLaLaLaの台詞あとのウォノテオの表情がめちゃくちゃよかったです。これは言葉でどう表現したらいいのか分からなかったので実際に皆さんみてください。そしてヒョクスニコラもテオが居ない場面で机を叩いて怒り狂いそして笑うニコラの狂気がとても怖くてよかったです。あとカラスの後の場面でテオに殴られるシーンがあるのですがウォノテオの体格が良すぎるので殴られたヒョクスニコラは実際には殴られてないのですがその見た目的に本当に痛そう………って思ってしまいました。そして日曜日ではもう隠し事がないヒョクスニコラなのでその雰囲気や表情が最初の狂気の沙汰の雰囲気とはまったく違ったのでその変化の差がとてもよかったです。そしてラスト部分でのお二人に関してですがテオとニコラというふたりの人間の違いの差がなくやっぱりふたりはイコールなんだと素直に思えたし最後の光の先のどこかへと歩んでいくふたりは今日のみた感じだとその先は結局………死にむかっていく(この無限ループを終わらせる)………雰囲気がしたのでエピローグの部分が今までふたりだけでこの世を生きてきた回想シーンのようにみえました。  ではでは、最後になりますが今日のお二人の相性はいいと良いと思ったしさらにお二人での回数を重ねていけばもっと面白くなっていきそうです。今日は初視聴だったので色々と違うことも書いてしまいましたが再びみれる機会があればお二人のことを重点にもっとたくさんその魅力を見つけられたらいいなと思います。






【 EQUAL 이퀄 】 
2022.07.07 (19:30)  

テオ役 スンシク 
ニコラ役 セジュン 





昨日に引き続き今日も配信をみてしまいました。早速昨日の今日で何なのですが後ろの映像に…………慣れました!!昨日は慣れないと言ってしまいましたが……昨日は前回公演のイメージが残ったままの初視聴だったのでその違いに敏感になっていたのかもしれません。それと変更された部分や音程の違いなども昨日聞いたので今日はそれほど違和感がなくみれました。 



それで今日の公演のお二人なのですがテオ役のスンシクさん。ニコラ役のセジュンさん。初めまして〜から〜の経緯は他の方々を同じくなのでもうそこは割愛させていただきます。それで今回のお二人なのですが序盤から思ったことはやはり同じグループの方同士ということもあってなのかテオとニコラの友人という設定が凄く似合ってて(当然ですよね)ふたりのやりとりとみてると、ふとテオとニコラではなくこれ普段のお二人の人格出てない?って一瞬感じたところもありました。といっても普段のお二人の姿を知らないのでそれが合っているのかは不明です。 


まずはテオ役のスンシクさんですが見た目も仕草も自分の中のテオのイメージとぴったりでした。テオのイメージ通り、終始明るくて笑顔も多くて医者として患者であるニコラを大切に想うテオそのものでした。同じテオ役のギョンロクさんがテオのイメージはワンちゃんといってたのですがまさしくそうでした。スンシクテオはワンちゃんでした(笑) 嬉しい時は笑顔がいっぱいで楽しい時ははしゃいで悲しい時はシュンとしてしまうスンシクテオのころころと表情が変わるのがみててとても面白かったです。 


そしてニコラ役のセジュンさん。ニコラはテオにとっては患者で不治の病に侵されてるのですが今日みた感じのセジュンニコラはどことなく不治の病も今までのニコラほど病んでる感じがしませんでした。病気をさらに装ってる感じ?……こう書いてしまうと勘違いされる方もいるかもしれませんがそうではなく!もちろん病気を患っているんだけどなんだかテオを自分の側にいつまでも置いておきたいが為に気を引いてる気持ちの方が強くでてる気がしました。だから終始テオがどんな行動を起こしてもすべてお見通しといった感じで見透かしてる感じがしました。最初から患者ではなくテオを操るニコラが見え隠れしてるのがよかったです。 


それで今日の全体的な感想なのですが、やはり同じグループで気心が知れてるのか台詞のやりとりも違和感なくとてもスムーズに会話するふたりはまさしくテオとニコラふたりの友人であったし、とても自然でした。お二人ともに歌の場面でもミュージカル仕様的な?力強い声も届いてました。時折ちょっと不安定かな………っていう場面も正直ありましたがそれでもお二人ともに伸びが弱そうな箇所はすっと切ってたので(特にセジュンニコラ) そこまで残念な気持ちにはなりませんでした。 


最初のオデットの手紙でも手紙を読みながら楽しそうに昔の思い出を語るふたりがとてもよかったしそこでのスンシクテオの嬉しそうな笑顔が印象的でした。そしてふたりで秘密の儀式が終わりスンシクテオが部屋を出ていったあとのセジュンニコラは完璧な友達だといって薬品を扱うところで上手くテオを操ることができたという嬉しさがその表情によく出ていた。でも少し気になったところも……その完璧な友達だといって、粉薬を薬さじですくって液体が入った薬瓶に入れる場面があるのですが、そこでのセジュンニコラがめちゃくちゃその粉薬をぼろぼろとこぼしてしていたので(ぜんぜん薬瓶に入ってなかったw)そこは思わず笑ってしまいました。まぁそんなところでもセジュンニコラは気にせずお構いなしで薬瓶を眺めてましが。 


そしてスンシクテオが錬金術の本を開き錬金術について語る場面では一緒に本を眺めるのではなくジーッとスンシクテオの方を見ていたのでそこはもしかしたら自分の行いがバレたのかそれともバレてないのかその様子を探っていたようにもみえました。そしてカラスの場面では陽を浴びて火傷してしまったニコラですがその後の台詞の「患者はお前だ」とテオが部屋を去っていったあとで言った「君も僕が望むテオじゃない」というところでセジュンニコラはとても大きな声で怒りをぶつけてたので今までクールを装っていたセジュンニコラの本性がついに表にでた感じがしました。 



そしてマリエッタの死の告白後のテオが錯乱する場面なのですが、……あの……普段のスンシクさんは陽気なお方なのでしょうか?めちゃくちゃ白目むいて錯乱してたのでこれお顔、表情ともに若干事故ってるけどアイドル的に大丈夫でしょうか………これ許されてます?お笑いキャラだったらいいけど大丈夫?大丈夫だったらいいけど………ってちょっとだけ心配になってしまいました。そして!!セジュンニコラの血を飲んだあとのスンシクテオですが、この場面で起き上がったあとにあくびをしたんです。これ以前のギョンロクテオをみてた方は絶対分かります。そのあくびの仕方がまさしくギョンロクテオでした。だからスンシクテオがワンちゃんにぴったり合う理由がわかりました。スンシクテオがベースにしてるのがまさしく明るいテオであるギョンロクさんのテオをお手本にされてるんだろうなと思いました。だからといってそのままを真似てる訳ではありませんがだから最初から違和感なくその明るい表情がころころ変わるスンシクテオは見てて楽しかったんだなって思いました。ベースがあった上でのスンシクテオはギョンロクテオではなくスンシクさんらしいまた別の犬種wwwのテオでした。 



そして最後の場面なのですがやっぱりこれ前回よりも分かりやすくなってると思います。何故ならば昨日はそこまで気づけなかったのですが最後のふたりが光の中へと歩んでいくシーンなのでその場面の映像が以前に比べてとても白かったのです(たぶんw)。昨日初めてみた時に前回ってこんなに映像白かったかな?って思ってたんですが、LALALAの後にテオの歌の台詞で「また目を開けた時にすべてが眩しくて見慣れないけど明るい白い光の中へ」って言うんです。あと、最初の出だしの歌詞でもテオが「真っ赤な海の中に僕はいたんだ」と言ってます。それはテオがみた夢の話で、それを聞いたニコラがその夢はおそらく1代目のテオとニコラの胎児のころの記憶ではと教えてくれます。ですが今のテオとニコラのふたりは人からではなくガラス瓶の中から生まれた。すると突然、じゃあ今日をふたりの誕生日にして何かお祝いをしよう言ったテオ。それをニコラも受け入れてふたりの思い出である湖へ行こう言って部屋をでていくふたり、(ちなみに、ニコラが劇中で昔、誕生日にテオと一緒に行った赤い海(本当は湖)にもう一度行きたいという場面があった) …………ということはやっぱり最後の白い光の中へと歩んでいくテオとニコラはこの無限ループを終わらせたんじゃないのかなと感じました。ふたりは死を選びそしてともに新たに生きることを選択したのかもしれない。お空へと向かっていく二人は次に目を開けた時はガラス瓶の中からではなく、人間の身体の中から生まれてくることを願ってその白い光の先へと行ってしまったのではないかなと今日は何故がめちゃくちゃそう思ってしまいました。  



今日こそは完結に書こうと思いましたがやはり無理でした。また長々と書いてしまいました。そして今日のスンシクテオとセジュンニコラの相性が合ってるのは当然ですよね。だからこそ、このお二人はまた違うキャストとのやりとりをみたくなりました。お互いに気心が知れたテオとニコラではない組み合わせでのスンシクテオとセジュンニコラは今日とはまた違う魅力が絶対にあると思います。とても楽しみです。







【 EQUAL 이퀄 】 
2022.07.10(18:00) 

テオ役 スンシク 
ニコラ役 シン・ヒョクス 



今日で3回目のイコル配信。テオはスンシクさん。ニコラはヒョクスさんです。このお二人の組み合わせは初めてで私的に今日が最後(次の公演が時間帯的にみることができない.....)ということで配信をとても楽しみにしていました。それで早速みた直後の感想なのですが、とても良かったです!!期待した通りめちゃくちゃ感動しました。 


それで今日のスンシクテオとヒョクスニコラなんですが今日は歌声以上に演技力の方がとても良くて際立ってました。ふたりのテオとニコラのやりとりは最初からふたりの中にイコールを感じました。ヒョクスニコラ、スンシクテオともに相手が嬉しそうな時は自分も嬉しい。そして相手が怒ると自分も怒る。何でそう思ってしまったのは分かりませんがもしかしたらヒョクスニコラ、スンシクテオ共に相手に合わせてる感じがすごくしました。 


まずはヒョクスニコラですが前回のヒョクスニコラは正常さを失った狂気の沙汰が凄くていい意味ですごく怖かったのですが今日のヒョクスニコラは怖い狂気というよりかはテオには自分のそばにいて欲しい。失いたくない。もう悲しい想いはしたくないという切実な想いの方が強く感じました。そしてスンシクテオは前回同じグループ同士での組み合わせだったので終始、仲の良い友人同士でワンちゃんなテオだったのですが今日のスンシクテオはやっぱり前回とはまったく違う印象でした。お相手がミュージカル俳優だからなのかめちゃくちゃ気合いというかとにかく気迫に満ちた演技がとてもよかったです。 


そして先程でも書いたように相手が嬉しそうだったら今度は自分も嬉しい。そして相手が暴走すると自分も暴走するといった感じでその思いや考えることが一緒なふたりはまさしく鏡のようでした。それは劇中でも一緒で、マリエッタに浮かれて愛に暴走するスンシクテオをヒョクスニコラは「好き勝手暴れる、まったく予想できなかった変化」と言いますがそのあとのカラスの場面ではヒョクスニコラのその態度はスンシクテオからみれば「突然ニコラが暴れる、まったく予想できなかった変化」だったはず。そしてこの場面の最後にお互いがいう「君は絶対僕が知ってるニコラじゃない」「君も僕が望むテオじゃない」のところではスンシクテオ、ヒョクスニコラともに怒りを含ませた大きな声で言ってたのでやっぱりテオとニコラは感情も一緒なんだなぁと思いました。(まぁふたりは一緒だから当たり前なのですが) 


それでお二人ともに演技が際立っていたと書きましたが今日のヒョクスニコラは狂気だけでなくスンシクテオの表情をよく読み取ろうとしていた感じだったのでテオが嬉しそうだったら自分も同じように柔らかい嬉しい表情も多かったし、そしてテオが自分に錬金術の本を見せてきた時はどうして君がそれを!といった感じの驚きの表情が印象的でした。そして薬を調合する場面ではどちらの薬を調合(生かす薬と処分する薬)するかで迷いそれが怒りとなって前回同様に思いっきり机を叩いて怒りを表現するニコラはめちゃくちゃ怖かったです。そしてスンシクテオもマリエッタが殺されたと聞いたあとの場面では前回白目むいて………と書きましたが今日はとにかくその壊れて錯乱した演技がすごかったので思わず、この方演技うまっ………言ってしまいました。とても素晴らしかったです。そして終盤にかかる土曜日ではテオの言うとおり、お互いにどちらが失敗作なのか。果たしてどちらが本当のことを言っているのか。この場面でのスンシクテオの気迫の演技には説得力がありました。そして日曜日のLALALAからの湖へ行こうとする場面でのヒョクスニコラとスンシクテオの表情もすごく良かったのでめちゃくちゃ感動してしまいました。それでラストですが前回感想に述べたとおりやっぱりふたりはこの世に生きることを終わらせたのではないかなと思いました。 


最後になりますが今日のこの公演では劇中のふたりが本当にイコールなテオとニコラだったので、もし仮にあるとすればこのふたりの逆のバージョン「ヒョクステオ、スンシクニコラ」でも絶対おもしろいと思いました(ありませんが)。この二人の組み合わせだったらお互いが反対の役を演じてたとしても絶対違和感なく観れると思います。そう思ってしまう程にふたりのイコールはおもしろかったです。そして冒頭でも書いたように私にとってはこの組み合わせは今日が最後なのでそれが非常に残念でもう一度みたかったです。本当に今日の公演をみれてよかったです。







【 EQUAL 이퀄 】 
2022.07.20(19:30) 

テオ役 イ・ギョンユン 
ニコラ役 キム・ジョンヒョン 



いきなりですがみた直後の率直な感想を言いますと………今日の公演めちゃくちゃ良かったです!!これお世話とかではなく本当に期待以上の公演でした。 


それで、さっそくその良かった感想を言いたいところですがその前に……… 


実は今日の公演ですが開演5分前まで観るか観ないか非常に迷っていたんです。これは私事ですがセット券を買っているので今日の配信をみるかそれとも最終駆け込みでみるか………という状況だったので正直今日の公演自体をとても楽しみにしていたという訳ではなかったのです。その楽しみにしていなかった理由は色々とあるのですが………普段はミュヲタゆえにお顔もお名前もまったく知らなかったしグループ名さえも存じてなかったので前回のイコルから視聴してるヲタクとしてはこの公演で(シンスでは……)アイドルの方がでるのは承知しているが何で公演期間が短いのにもかかわらず更なる追加キャストなのかととても複雑な気分だったのです。 


もちろんこのお二人が嫌というわけでは決してありません!!お二人ともに突然のオファーで後から公演に参加するというかなりのプレッシャーもあったのではと思います。そして注目も多かったと思います。ですが自分が大いに推してる、贔屓目でみてるのはwwwwwジュチャンニコラとギョンロクテオだということ。そしてフォロワーさまから初日のお二人の感想を聞いていたので(初日ゆえに…もあったと思いますが)今日までこのお二人の演技、歌を実際にみるまで期待をしてなかったのです……。ギョンユンさんジョンヒョンさんのペンの方が偶然この感想を見つけてそしてここまでの文章を読んで不快に思われたと思います。本当に申し訳ありません。ですが自分はミュージカルが好きなミュヲタなのでそれが今日の公演をみるまでの正直な気持ちでした。 



それで!!!!ここからは本当の正直な今日の公演の感想なのですが 



冒頭で真っ先に書きましたが今日の公演………めちゃくちゃ良かったんです。先程述べたように複雑な思いだったのを見事にかき消してくれたおふたりでした!!こちらのお二人も同じグループ同士とあってテオとニコラの友人同士という設定がぴったりでマンネペアとして他の組み合わせとはまた違う新たなテオとニコラは新鮮でした。序盤の月曜日ではお二人ともに一瞬歌声が不安定になりそうなところもありましたがその後の火曜日以降はお二人ともに声量が失速することもなかったです。歌も演技も安定してたので安心して最後までみれました。 


まずはテオ役のギョンユンさん。今日みたギョンユンテオは序盤からテオという役柄に迷いがなくはっきりとしてました。とにかく元気で明るくてそして情熱もあるテオでした。大切な友人であるニコラの為に献身的に行動するテオの役柄とぴったりだった。それと台詞の合間に言うアドリブもとても自然でした。病に伏せるニコラへの思いやりそして愛嬌もありという魅力満載なギョンユンテオはとても活力があって最初から最後までみててとても楽しかったです。それとマリエッタが殺されたと聞かされた後の呪文を唱えるギョンユンテオなんですがその声量の大きさ迫力も凄かったのが非常に良かったです。正常さを失って暴力的になり完全に狂ってしまったテオの表現とともにこの場面での難しそうな高音も見事にしっかりと歌い上げたので思わず拍手してしまいました。終始演技にもとても余裕があったし他の場面での歌声に関してもはっきりと力強く歌うギョンユンテオは自分の中でかなり高評価でした。 



そしてニコラ役のジョンヒョンさん。この方が演じた今日のニコラなんですが最初から最後まで全く狂気さを感じなかったんです。で!!こう書いてしまうとネガティブな印象と思われるかもしれませんがそれはまったく逆です!! その狂気さがないのがめちゃくちゃ良かったんです。良い意味で狂気さを感じないニコラがとても良かったのです。初めてです。こんなに感じなかったのは……今まで観てきたニコラはその日の演じる方の解釈にもよりますが少なからず実験を重ねることによって狂気さは滲み出るものだったり、最初からやばそうな狂気の沙汰の時もあったのですが今日初めてみたジョンヒョンニコラは狂気さではなくて本当に切実にテオ(ニコラ)求めてるニコラがとてもよかったのです。元々のかわいいお顔立ちのせいもあるかもしれませんがひとり部屋でいる時もどこか悲しげで儚さも感じたしとにかくテオに向ける視線に優しさが滲み出てました。テオの表情や行動を深読みするジョンヒョンニコラは終始悲しそうで泣きそうな表情だったのでその切実さがなんとも言えなかった。今日の様な全く狂気さを感じないニコラも大いにありだなぁと思いました。狂気よりもその切実さが際立っていたジョンヒョンニコラはまた新しいニコラとしてとてもよかったです。ご本人的にはどうだったか………もしかして狂気ないと言われて残念かもしれませんが逆にその無さがとても良いということをお伝えしたいです(誰によ?www) 




それで最後の場面ですが、今回の公演で今のところ自身の解釈では最後にふたりは死を選んだとおもっているのでふたり手を繋いでその先にある白い世界へと消えて行くギョンユンテオとジョンヒョンニコラの後ろ姿をみてなんだか悲しい気持ちになりました。そして次この世に生まれてくる時はふたりともガラス瓶の中からではなくちゃんと人間の体から生まれてきてほしいと思いました。これは毎回キャストの方々に対してもそう思ってるのですが………ふたりを役であるテオとニコラとしてみていたのでふたりに対して死を選んだとかいってますけどそこはご理解ください。本当に今日の公演は良かったです。








【 EQUAL 이퀄 】 
2022.07.21(19:30) 

テオ役 ウォノ 
ニコラ役 キム・ギョンロク 



✴︎申し訳ありません。本当にギョンロクニコラのことしか書いてません。


本当に今日のこの日を待ってました!!


私の中で今回のイコルでは絶対に観たかったお二人がいるのはフォロワー様もご存知ですがそのひとりであるギョンロクさん。しかもテオではなくニコラ役としての今日の出演はギョンロクさんとっても記念すべき日でもありますが初演イコルの時からみていたヲタクにとってもとても大切な記念日になりました。 


ギョンロクさんはこの再演イコルでも最初からギョンロクテオとして出演されていたのですが、今回の公演では前半の6月にキャストスケジュールが入っていたので配信でそのお姿を一切見れずにもうこのままギョンロクテオ、ギョンロクさんがみれないなんて……とすごく悲しい気分だったのです。もちろんこの後に続く、イコル東京公演でギョンロクニコラを拝めることは公演途中でのお知らせにて先に知っていたのでですが、7月中はきっとその東京公演に向けてニコラ役の練習をずっとされるんだろうと思っていたのでギョンロクさんの歌や演技はこの韓国公演ではみることができないと思ってました。そう諦めかけていたところからの………!!これまた突然すぎる!!本当に突然のお知らせで本来ならこの日のニコラ役はヒョクスさんだったのですが、キャスト変更によってニコラ役がギョンロクさんになりました。


それで、まずはギョンロクさんについてなんですがこのイコールの作品に対して誰よりも深く関わっている方です。このミュージカルEQAULという作品が完成する前のリーディングからギョンロクさんはイコールという作品に関わっているのでどのキャストよりもイコールのこと。そしてテオ、ニコラのことをわかっているお方なので今回の突然のテオからニコラ役へのキャスト変更も非常に驚きましたがヲタクとしてはその変更に不安や心配などは一切なくて逆にテオからニコラ役になるなんてまさにイコールのお話そのままではないかーーーー!!!!とフォロワー様と共に大興奮してました。それで今日の日をギョンロクさん同様に......いや、おそらくギョンロクさん以上に私とフォロワー様は謎にお腹が痛くなるくらいに緊張するという感じのままで今日の配信をみるのを楽しみにしていたのです。 


で、それで今日の感想なのですが、 


今日初めてみたギョンロクニコラはそのお姿自体は前回公演でみたギョンロクさんそのものだったのですが(当然ですw) ニコラとしての喋り方、そして姿勢や立ち姿さえも前回のテオとは全く違うニコラそのものでした。病に伏せるニコラという設定なので時折、猫背ぎみであったり脇腹をおさえたり、そしてわざと息を切らしてしんどそうなニコラの姿がとても良かったです。この脇腹を押さえてしんどそうな姿をみせるのは他のキャストの方もテオに日記をみせる場面などでしてるのですがギョンロクニコラは本当に最初から最後まで病に伏せるニコラを演じてたので今までのニコラ役の中でもいちばん病人であるニコラそのものでした(歩き方も意識してゆっくりと歩いたりしていた)。実はこのことに関して以前から思うことがあったんです。病に伏せるニコラという設定なのに他のキャストは途中からその病弱さが消えてる時が多いんです。それに関しては病弱から狂気へと変わっていくので今まではそれでも全然構わなかったのですがギョンロクニコラは最初から最後までニコラという人物設定を忘れずに、それでいて狂気へも深みが増していく様がとてもよかったです。そしてテオに笑顔をみせながらもその大きな瞳の奥では冷静にテオの様子を伺ってる感じがしたし時に視線を外した途端すっと鋭い目つきと深刻な表情もみせていました。 



火曜日の冒頭でテオのことを日記に記すギョンロクニコラですがその場面での途中で再び日記に記す前にテオを思い浮かべながら「あぁ……!」とつぶやいてました。実はこの部分なんですがこの「あぁ……!」のくだりは初演でニコラ役を演じたジェファンさんと同じでした。ジェファンニコラも自分がみた公演ではほぼ毎回言っていたので私的にこの部分をギョンロクニコラで聞けたのがとても嬉しかったです。そしてこれは前回と同じですが秘密の呪文を唱えるギョンロクニコラの手の動きがとても滑らかでその所作が本当に綺麗なのです。それとこれもひとつ発見しました。薬品キットの中からピペットを使って溶液の中に垂らす場面でもちゃんとそのピペットの先が溶液に付かないように入れてました!!ここ密かにいつも気になってたんです。他のキャストの方はめちゃくちゃピペットの先が溶液に浸かっているのでこれは実験的にどうなのかとwwwwwそんな細部なところまできちんと理解して演じるギョンロクニコラはさすがです。 



そして途中から涙をみせていたギョンロクニコラをみた私はその涙をみて泣きました。神の部分で十字を切ったギョンロクニコラ、そしてウォノテオが精神錯乱してどうしたらいいのか迷いに迷ったあと手のひらを切って血を飲ませたギョンロクニコラは、テオが目を覚ますまでじっとその様子を真剣に伺ってました。そしてテオに真実を言う場面では大きな瞳でじっとテオの顔を見つめてやっと口を開いた時のギョンロクニコラの姿に胸の奥がぐっと痛くなりました。そして最後の最後、ウォノテオに向かって言う「君いてくれてよかった」と言った場面でのギョンロクニコラの表情をみた私は再び泣きました。 



ああ………最初から最後までめちゃくちゃ集中して初めてのギョンロクニコラをみていたので脱力感半端なくてすごく疲れてます。今日のギョンロクニコラは本当にとても良かったです。もうそれしか言えないしキム・ギョンロクさんというミュージカル俳優さんの演技をみれた私は幸せです。本当にありがとうございました。とても素晴らしいニコラでした。 



(おまけ) 
テオがベットで寝ているニコラを起こす場面があるのですが、その場面でのウォノテオのその布団の剥がし方がまさに豪快に一気にバサっ!!と剥がしたので一気に布団剥がれたこの時の丸まったギョンロクニコラのお姿がめちゃくちゃかわいかったのとその後もしばらく枕を抱えたまま演技を続けてたのでそこでもずっーーーーと可愛かったです!!!!ぁぁ.....めちゃくちゃ可愛かったな....ギョンロクニコラ.......








【 EQUAL 이퀄 】 
2022.07.22(19:30)

テオ役 スンシク 
ニコラ役 ホン・ジュチャン 




✴︎本当に申し訳ありません。ほぼジュチャンニコラのことしか書いてません。(最後に追記でスンシクテオについても触れてます)




本当に今日のこの日を待ってました!!


............ ん??? これ昨日も言いました。


今回のイコルで絶対にみたかったもうひとりのお方は、そうです!!ジュチャンさんです。本当に今日の公演を待ちに待ってました。そして昨日のギョンロクニコラに続いて2日連続の緊張で謎の腹痛でした。 


まずは恒例の???! 
この日の公演感想を言う前に...... 



いきなりですがホン・ジュチャンさんという人物は本当に凄いんです。 


(ゴルチャ・ジュチャンペンの方々はこの時点で何をいまさらって感じですよね…..別界隈の奴が何言ってるんだと....申し訳ありません.......今回ばかりはすみません!!たくさんwww語らせてください )



それでホン・ジュチャンさんの本業はアイドルなんですがミュージカルにでてる時は一切、アイドル枠?として私もみてないのでその評価(歌・演技)もミュージカル俳優さん並に高くて厳しめに観てるんですがそれでも高い評価をしてしまうほどにイコルに出演するホン・ジュチャンはとても素晴らしいのです。前回の公演ではご本人様もおっしゃってたように毎回違うニコラを演じていたので好きなニコラの時が多かったのですが逆にこの日のニコラが嫌いになってしまった公演日もありました。 


でもこの嫌いというのは歌・演技は完璧の上でニコラという役そのものを嫌いにさせてくれたんです。彼がそう演じたから自分はそう思えたわけなので、演じた今日の役を嫌いになれるなんて滅多にないことです。それとご本人が疲れていると感じた公演日もあったんですがその日の公演は疲れたように演じてたらしいので(らしいです。演じ方を変えてみたそうです ) まんまと彼の演技に騙されるということもありました。これは嘘ではないと思ってます。何故ならば歌唱力は完璧だったので..... 


これって普通に考えてやばくないですか?大体の感想といえば今日のジュチャンニコラは凄かった。とか本当に歌が最高だったっていう感想が多いんですが今日のジュチャンニコラは嫌いだったって思わせてくれるなんて......いや......すごい………本当に彼はすごいです。 


.........と、 


前置きが長くなってしまいましたのでそろそろここら辺でやめておきます。 ひとりの役を演じる上で毎回色んな人物設定に変えてくるジュチャンの今日のニコラは果たしてどんなニコラになるのだろうか。それをとても楽しみにしていました。それで今日のジュチャンニコラなんですが 



こここっっっっっっっっ 


怖かったーーーーー!!!!!!!! 
めちゃくちゃ怖かったーーーー!!!! 



ジュチャン自身も約1ヵ月公演が空いていたのでニコラという役を自分の中に取り戻すのに一体どうやって戻したのかわかりませんがとにかく迫力が凄すぎて本当にジュチャンニコラが怖かったです。今思い出してもあれは怖かったなぁぁぁぁひぃぃぃ...... 


声量も半端なくて圧倒されました。 とにかくジュチャンニコラ自身がアドレナリン出まくりだったのでみてるこちらが必死にニコラに付いていかないと引き剥がされそうになるくらいにジュチャンニコラの演技・歌唱力は普段以上の力を発揮していたようにみえた。それとジュチャン自身もニコラをしばらく演じてなかったので自分でもかなりニコラを欲していたのかもしれない。前回までは相手役のテオに合わせたニコラ役を演じてるようにみえてたんですが今日のジュチャンニコラは本当にニコラという人物を最優先していた感じがした。 



火曜日冒頭のニコラが日記を書く場面では今のところ順調にいってるんだという自分の言う言葉を深く噛み締めて安心してたニコラだったんですがテオが手に持っていたのはマリエッタからの手紙だった。そこでのジュチャンニコラのこれは一体何なんだ?どうゆうことだ?っていう不思議な表情をみせていた。 そして落ち込むテオに呪文をかける場面ではテオに優しくやり方を教えてつつも自分はその呪文のかけ方にとても自信をみせていた。そこでこの場面でのジュチャンニコラはテオと呪文を唱えながらゆっくり円をまわるんですがその時のジュチャンニコラはテオがちゃんと呪文を唱えているかを確かめるためにチラッとテオの方に視線をむけるのがとても好きです。そしてテオが錬金術の本を読んでいた側でのジュチャンニコラは本ではなくスンシクテオの方をじっとみていた。テオが身体全体を使って錬金術ついて語り歌う場面ではテオの方を気にするのではなく錬金術の本をじっと真剣に眺めていた。 


そして、ここからですよ…………


マリエッタに恋するテオがニコラが書いた手紙も忘れて部屋を出ていったあたりから一気にジュチャンニコラの本性が現れたんです。テオが出ていった瞬間はただただショックな感じだったのに薬品を調合する場面から一気にジュチャンニコラは変わってしまいました。深い溜息をついた後に薬品キットを取り出したニコラは溶液が入った薬瓶に薬さじを使って粉薬を入れるのですが通常薬さじで一杯ぐらいでじゅうぶんなところを今日のジュチャンニコラはなんと4杯も入れてました(ちゃんと数えたw) その後からのカラスの場面に入るのですが、ここからのジュチャンニコラなんですが、………………



本当に怖かったーーーーー!!!!!!
本当にめちゃくちゃ怖かったーーーーー!!!! 



病気で病んでるのではなくて、とにかくやばくて病んでるニコラだった。もう完全に狂ってるジュチャンニコラでした。暴走しまくるジュチャンニコラ。目を見開きスンシクテオにぶつける迫力がすごくて、本当に凄すぎて怖かった。(ちゃんとまばたきしてくれジュチャンニコラーーーーーwww!!) 


あのぉ、これはっきりいってテオは何も悪くないんですよ。それなのに自分の目の前であんなに怒り狂ってるジュチャンニコラに迫られたらこちらは何も非がなくてもテオ同様に謝ってしまうと思います。 そのくらいカラスの場面のジュチャンニコラはとにかくやばかったのですが、逆にスンシクテオも最後ではそんなヤバいニコラの態度に怒って部屋を出ていってしまったのでテオが去ったあとのジュチャンニコラは少し後悔した様子も伺えた。そして神のところでは切羽詰まってる感じのジュチャンニコラの悲痛と気迫に本当に圧倒されました。そして終盤にかかる土曜日の本心を語る場面からはもう!!もうコレがまた凄かった!!スンシクテオとジュチャンニコラの本気の歌と演技のぶつけ合いが凄すぎてヤバいくらいにずっと鳥肌がたってました。 



で!!それでですよっっっ!!!! 


そんな二人の壮大なバトルを圧倒されながらそして鳥肌たちまくりながらみた後のラスト日曜日なんですが...... 



えっーーーー??????!!!!!! 
何ん、ですか!?この穏やかな感じは........ですよ 


さっきみた二人の壮大なバトルは何だったの?先程まであんなに二人とも声を荒げて凄かったのに今はこんな穏やかで落ち着いたいつもの仲の良いテオをニコラを見せられた私の脳内では瞬時に変換することができなかったです。しばらく放心状態のままで先程のテオとニコラの姿は夢だったのか???それとも今みてる穏やかな二人、こちらの方が夢なのか???と一瞬思ってしまいました。 


いやいや.......もう.......本当に今日のジュチャンニコラは狂ってました。そして本当にめちゃくちゃ怖かった。私としては今日のジュチャンニコラは怖すぎて危うく嫌いになりつつも最高だったんですが、じつは1、2箇所詰まった部分もあったのできっと完璧を求めるジュチャンはもしかしたら今日の出来に納得いってないかもしれないなと思いました。 さぁ、明日はジュチャンニコラの最終日なのですが一体どんなニコラでやってくるのか......今からゾクゾクしてます。 


ほんと怖かったな〜ジュチャンニコラ...... 


でもジュチャンニコラはやっぱり最高でした!!!!!!!!






追記 (ツイートに載せていたものです)
スンシクテオも本当に凄かったんです。精神錯乱や怒る以外は常に笑顔のワン🐶ちゃんでいてくてたのでそれが唯一の私の救いでした。劇中そのかわいい素敵な笑顔がなければ、ただただジュチャンニコラみて恐怖で体が震えるホラー作品で終わったはずなのでスンシクテオの笑顔はジュチャンニコラの狂気の最中のオアシスでした。それで、あれだけ狂ったニコラを全面にさらけ出してたジュチャンニコラは初めてに近いんだけどそれでも独りよがりにならなかったのは今回の公演でスンシクテオの歌・演技ともに非常に安定してたからだと思う。だからジュチャンニコラも思う存分に感情をぶつけることができたのでは?それをしっかりと受け止めてたスンシクテオも本当に素晴らしかった。





 【 最後に 】

今回の再演EQUALなのですが、(おそらく…)急遽決まった再演のためかキャストの方々の出演スケジュールの偏りキャストの追加に加えて、度々の運営の方からのお知らせの変更もあったりして、正直に言って色々と思うところもありましたが今回のテオ役とニコラ役を演じた方々の再演EQUALも、途中での公演中止なども無く初日から最終公演まで無事に終わったことが本当によかったです。出演された全キャストの皆様、そしてEQUAL公演に関わった関係者の方々には感謝しております。やっぱりミュージカルEQUALという作品はどの公演日もとても面白かったし、とても楽しかったです。

今回もやっぱり安定の!? 長文による備忘録になってしまいました。この備忘録を読んでいただいた方にも感謝します。ありがとうございました!!




【 ニコラ役を演じたジュチャンさんの再演EQUALでのビハインド動画 】


このビハインドでは、ジュチャンさんによる今回の再演に関してのインタビューや練習室での撮影なども映っています(日本語字幕設定できます)。このビハインド動画では、配信日がなくてそのお姿をみることができなかったテオ役のイ・ヒョンソクさんや、ジュチャンニコラとギョンロクテオの練習風景なども映ってますので、今回の再演配信ではみれなかったお二人の組み合わせが見れます。

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