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精神疾患と一生のお付き合い 〜現在進行形でフツーに生きたい〜

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精神疾患と一生のお付き合いらしく現在進行形な体験記と、それに対処してフツーに生きたいとあがくオジサンの冴えない記録であーる。まあまあフツーのオジサン
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2020年12月の記事一覧

「今日は休めないよ」賃貸修理を妻に任せ、今年最終日も家を出た就労移行支援のリアル(投げ銭・無料で読めます)

12月も半ばになると世間はクリスマスや年末年始を前にして浮かれ気味だ。新型コロナウィルスの感染者数が過去最多を毎日のように更新していても、やはり浮かれたいのが人である。 そんな12月半ばから、訓練生の欠席が増えてくる。世間の浮わつきは訓練生の心をザワつかせ、そのザワつきは増幅される。負の増幅だ。 障害を抱え、無職である訓練生にとり、健常で普通の人が住む隣の芝は残酷なまでに輝いて青く見える。そして、自分の置かれた境遇や現実が非情に浮き上がる。結果、不眠や抑うつ症状が悪化し家

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「またカップ焼きそば食べてるよ…」と妻にLINEした就労移行支援のリアル(投げ銭・無料で読めます)

就労移行支援の事業者はNPOや福祉団体が多く、家賃に大金は割けない。ランチや休憩のスペースなど無く、必然的に作業場や訓練所で各々昼食を取ることになる。毎日、カップラーメンとカップ焼きそばの人工的なニオイが鼻をつく。 「またカップ焼きそば食べてるよ…」 手持ち無沙汰な昼休み、わたしは妻にメッセージを送った。 訓練生のほとんどがカップラーメンやカップ焼きそばを毎日食べている。粗悪な油で揚げた麺、人工的な添加物と塩分。ほぼ、炭水化物と塩分と添加物といってよいそれは、肥満や高血

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「Excelごときで心折れないでください」という言葉を飲み込んだ就労移行支援のリアル(投げ銭・無料で読めます)

失われた20年、ロスジェネ世代、就職氷河期、非正規雇用。 わたしの世代とセットで表現されるキーワードである。無論、明るい意味では無い。暗く塗炭の意味を持つ。 こられは、戦後の奇跡的な復興、高度経済成長、バブル景気と幾多の経済的成長の結果である繁栄の終焉を意味し、総中流階層の崩壊、格差拡大と貧困化、社会保障の破綻などとセットで語られる。 語る側は常に上から視点で饒舌で、語られる側は声すらあげずにもがいている。 「Excel、早くてスゴいっすね」 『今はスキャニングで一

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「負けないでください…」と、涙目になった就労移行支援のリアル(投げ銭・無料で読めます)

例年のクリスマスに比べ、クリスマスソングのBGMが少ない冬。 先進国が集まる北半球は冬を迎えて太陽光の入射角が鋭角さを増す。面積当たりの光量が減ることによる低温、それに伴う乾燥、紫外線量の低下。ウィルスには都合の良い環境が揃う。あと数ヶ月もアウェイである冬が続くというのに、すでに人間社会は初冬から新型ウィルスに防戦一方であることもクリスマスソングがあまり聞こえない理由の1つであろう。 「引っ越しは、物件が人気でまだ決まりません…」 「3件くらい内見希望があるみたいです…」

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12月3日~9日は障害者週間。知らずに法違反してませんか?!(投げ銭・無料で読めます)

今週から障害者週間のようです。 https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/shukan/shusi.html 障害者当事者の生きづらさを少々。 障害者手帳の交付の有無に関係なく、障害者差別解消法や障害者雇用促進法等では、障害者や難病の人たちが健常者同様に生活や仕事が出来るように法律で「合理的配慮」を「義務」としています。 官庁や公共機関、交通機関、事業主、そして関わる人たちすべてです。 − しかし、事業主も関係機関も法律に則して

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