ああっ幹部の勘違い

〈大失敗でした〉
僕が会社員時代。
大きく落ち込んだ業績を回復されるため。
また本当にお客様に喜ばれ、環境の変化にも対応できる
強い会社になるため、営業部長の僕は
ある企業の幹部研修に行くことになりました。

1泊2日の研修が5回。

外部の研修など行ったことがありませんでしたから
とても刺激的でまたこの学びを社内に持ちかえって
実践していかないと会社がなくなってしまう、という
使命感を感じていました。

その研修が終わり、社内の改革に本気で取り組もうと
思った僕は会議でこんなことを言った記憶があります。

「これからも本気で会社を変えていくので
 頑張ってついてきてください。
 質問や相談はいつでも受け付けます。
 ただ一緒について釣れない人は置いていきます」

・・・

・・・

〈一人では何もできない〉
僕の決意表明と言う感じてみんな受け取ったかもしれませんね。

ただ僕が研修で何を学んできたのか?
仲のよかった部下しか知りませんから
多くの部下は???

で、何をする場良いの?と思っていたでしょう。

今思うと、ついて来れない人は置いていく、ではなくて
僕が一人でどこかに走って行ってしまった感じだったと思います。

当たり前ですが、社内の改革なんて一人でできるわけがなくて
チームの皆で協力して実践していくこと。

お客様に選んでいただける会社・営業になること。

この視点が抜けていました。


〈チームワーク〉
もともと会社は何かトラブルが発生した際は
皆で協力して対応する文化がありました。

緊急の出荷があれば全社員総出で
朝まで物流の応援をし、
納品違いのクレームがあれば
全員で手分けをして店舗をまわる文化です。


僕のいた会社の一番の強みは
このチームワークだったんですね。

〈気が付いたら加速した〉
それに気が付いた僕は部下を頼り、
部下に任せるようになりました。

プレイングマネージャーでしたので
それまでは自分でやってしまえ、というタイプでしたが
180度変わりました。

すると部下との会話が増え、
社内の改善の為の施策もみんなで取り組めるようになりました。


そういえばルフィも言っていましたね。
「自分一人では何もできない自信がある」と(笑)


いずれにしても改善、改革は一人では進みませんから
共感できる仲間、賛同してくれる仲間を作っていくことから
始めていきましょう。

どんなに威張っていても幹部一人の力なんて
大したことがないんです。


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