秋の党大会を前に、習近平の個人崇拝に反対する3人の党員の声明がでた。

中国の憲法が改正され、習近平の永世主席も視野に入ってきたが、個人に権力を集中させて崇拝するのはまちがっている、という署名入りの批判声明が出されたという。
古参の共産党員3人の署名が入ったもので、名前も党籍番号も入党年も書かれており、直筆のサインに拇印まで押されている。

董洪义、马贵会、田奇庄(繁体では董洪義、馬貴會、田奇莊)の3人だが、董氏は民間企業の冶金技術者、馬氏は河北省邯鄲市の元運輸部長、田氏は作家ということだ。

党のなかで高い地位や権力を持つ人たちではないかもしれないが、VOAをはじめとした海外の中国の人権抑圧を注視するメディアはいっせいにとりあげている。
この声を上げたことで、彼ら3人がこんごどういう扱いをうけるのかは、気になるところだ。いわゆる人権派の弁護士たちがのきなみ投獄されたように、彼らもなんらかの処分をうける可能性もある。



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