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【12】ゲームMAX15時間

これは今、我が家にある「たったひとつの」約束の話。

学校からのお便りで、たまにゲームに関するアンケートの結果をもらう。
ゲームだけでなく、YoutubeやiPadでの動画視聴も含まれていると思う。
平均的なのは平日30分~1時間、土日は1時間~(忘れた)のようだが・・・我が家ではゲームの時間制限はしていない、正確にはしていなかった。いや、今もしていないに限りなく近い
学校のアンケートにまともに答えていたら平均が相当上がってしまうだろう。答えなくてよかった。よかったのか???

スイッチのみまもり機能のデータから。
3時間なんてかわいいほう。
10時間超が並んだ月もあった。

クリスマスに息子専用のPCを購入してからはスイッチの存在が薄くなってしまったが、画面に向かってる時間はスイッチだろうがPCだろうが変わらない。
時間の管理はだいぶ前に工夫してみたこともあったのだけど、その後もルール作ってはなぁなぁになりグダグダになりで、野放し状態になっていた。

ゲーム時間に限らずだが、ASDの特性が強かった低学年の頃は、何かルールを作っても変えてほしいとかこの約束やめたいとかで変更・廃止はしょっちゅう。そもそもルールなんて親の苛立ちからの思い付きがほとんどで、言い出した自分が忘れてしまうことの方が多かった気がする。

半年前から放課後デイサービスに行きだした息子だが、それ以前は1日どこにも行かずにSwitchばかりいじっていた。良くも悪くもルーティーンが固まるとそこから抜け出すのに一苦労で、夕食後から就寝までの時間配分が一番のネックだった。見てない動画全部見る気ですか?というくらい次から次へと動画を視聴。一生かかってもできんがな!と突っ込みたくなる日常を送っていた。それにプラスしてゲームもやりたい。マイクラであれ作んなきゃこれ作んなきゃ、モンハンやらなきゃ、フォートナイトの建築がどうのこうのetc・・・。
そんなことをやっていると約束した時間を過ぎても終わらず「この動画だけ見たら」「今家作ってるからこれだけ・・・」。スイッチを最優先し、大幅に時間をオーバーしてお風呂に入れば当然就寝時間も遅くなる。就寝時間に関わらず朝は遅い。10時過ぎにノコノコ起きてきて(我が家は基本起こさないスタイル)、そこからずーっとスイッチとにらめっこ。時間の区切りがつかず終わりもズルズル…の繰り返し。終わってから寝るまでの時間が短いことが原因で寝つきが悪くなっている(推測)ことも気がかりだった。

やはりゲーム時間のルールを決めなければ。でも私が満足するだけでは絶対続かない。お互い納得できるルールはないものか。

考えた末の約束がこれ。

Switch・Youtube・iPad・PCなどブルーライト使うもの全般。
でもテレビはOK(矛盾)


充分すぎる時間を与えることで終わりの時間に文句を言わせない、言えない。だって早起きすればいいだけでしょ、と言える。朝6時から夜9時まで、15時間もある。ごはんの時間(3食×1時間)休憩しても12時間できる。

もっとゲームしたかった?今日何時に起きたの?あーあ、もったいない。じゃぁ明日早起きしてやれば?6時からできるよ?

ぐうの音も出ない。してやったり。
我ながらナイスアイデア。

すると気まぐれではあるが朝6時に起きてさっさと歯磨きを済ませ平然とPCに向かうことも出てきた。子供にとってはこんな朝早くからゲームしてても怒られないなんて最高だろう。親からすればゲーム云々より生活リズムの崩れかけている息子が早起きしたことが何より素晴らしい。約束通りなのだからゲームしてても「別に」だ。お互いWIN-WINのルールになった。

15時間という許容時間に驚いてひっくり返っている人もいるかもしれないが、今は放デイに通うようになったこともあり、平均で1日6時間(早起きすれば9時間くらい)がいいところかと思う。10時間超の日々を思えばかなりの削減になっている。

おそらくもう1年くらいやっているから、これは定着したと言ってもいいと思う。思い付きではなく小さい脳みそをフル回転して考えてよかった。
珍しくうまくいった例。



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