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エッセイ

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取るに足らない話かもしれませんが。
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2023年4月の記事一覧

春の日の絶望と僅かな希望

春の日の絶望と僅かな希望

生きたくないな、とは思う。
けれど、死にたい、とは思わない。

「生きたくない」を「死にたい」に直結させないための、何か歯止めのようなものがあるのではないかと、僅かながらほんの少しの希望が持てる。

澄み切った空の下、桜が舞い散る暖かな春の日。
私は鈍く重い頭を精一杯支えながら歩く。
足取りが重い。
果たしていつになったら、体にのしかかる重石のような物が消え去ってくれるのか。
そんな不安が、更に心

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