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光る石を取り戻す

私は鉱物が好きで、ちょこちょこ買っては身の回りに置いています。時には足元に転がっている石に惹かれて拾ってくることもあります。

鉱物好きの方はそうだと思いますが、毎晩 手に握ったり、おでこやお腹においたり石と戯れながら眠りにつきます。

朝、石のことを忘れて 勢いよく起きる時に、お腹の上にあった石が床に落ちてしまってドキッとしたり ほんとうに割れてしまうことも。

そんな風に 身の回りに縁のある石を集めることを自然にやっている私ですが
すごく大切な石を遠い昔に 無頓着に放り投げてしまったことを思い出しました。

透明な輝く石を 自分の周囲に いくつも放ってどこにいったか分からなくなっていました。

そして今 その石を もう一度呼び寄せようと思いました。


では まずそのきっかけから お話しします。

ヨーロッパではコロナも収束していて、今年の夏休みは久々に夫の実家のスペインに行きました。数えたら7年ぶりのスペイン。場所や食事、気候が変わると体に負担がかかると言いますが、旅行自体が久々だったので、地に足がつかない感覚は、空間的な移動のせいかと思っていました。

そして家族が集まっていっしょに会食する機会があったのですが、そこで親戚のうちの一人のパートナーという初めて会う男性がいたんですね。顔を合わせた時は、初めましてと言って握手しました。
スペインって、挨拶は頬にちゅっちゅなんですよ。(唇は付けずに頬と頬を重ねて音を出す様式)

ワインも強いやつが出て、お腹も満腹になりとても和やかな時間の後、お別れの時となったんですが お別れの時も挨拶します。
親交を交わした後は、挨拶もエスカレートして固く抱きあった後にちゅっちゅです。

その親戚のパートナーの方とは、そこまでする間柄ではないと思ったので距離を置いていたんですが、なんとなく近くにいて、私の子どもたちにも丁寧な挨拶をしてくれて、バスが来たから乗ってお別れという時に、さよならだけでは決まりが悪そうだと判断し、私はしっかり別れの挨拶をしてしまったのでした。

その後 気分がすごく もやもやして。

不快な気分って、大事な気づきが起こるサインです。その訳を 必死に探しました。

そのもやもやの訳は、自分の光る石を 周囲に投げてしまったことだと気づきました。

私は エンパスとまでは行かなくても、人の思惑や雰囲気に敏感な方です。自分の行動や決定をする時に、自分の内側から出てくるものではなく、周囲を探って、その結果 無難な選択をするという 生き方をしていたようなのです。

旅行に出て、地に足がつかない、疲れたと感じていたのも
旅先の 国柄や文化、気候や人たちに 馴染もう馴染もうと がんばっていたからだと気づきました。

自分の周囲に フォーカスを置いてしまっていたんだ。
もう やめよう。つかれる。

そう思い フォーカス、意識を 自分の外側から回収し
大事に内側に しまおう

と決めました。


日本の学校だったら 問3ぐらいで 「作者の言っている光る石とは 何ですか。文の中から適当な言葉を探しなさい。」という設問が出ないとも限らない。笑

みなさんの 世界一美しい光る石も
どうぞ みなさんと共にありますように。

May the cristal be with you!

スターウォーズが 大好きです。






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