たんどれ

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最近の記事

もやもや。

私が仕事復帰したとほぼ同時に、歯科助手として採用された人の話。 彼女はロシアで歯科医師として働き、2年半前にスウェーデンに移住してきたらしい。 EU圏以外の歯科医師が免許を取得する前に助手として働くというのは割りと珍しいことではない。 私も助手としてバイトしていた。 助手は基本的にはコースに通って資格を取っているので基礎知識があるし、資格がないと仕事につくのは難しい。 でも母国で歯科医師だった人たちは当然基礎知識があると思われているので即採用になるケースが多い。 ロシア人

    • スウェーデンでソーイング✂️

      出産をきっかけにソーイングを始めました。 コロナのせいで育休に早く入ったので、時間もあったし、子供に何か作りたいと思ったのがきっかけ。ありがちですが。 はじめはリュックやストローラーバッグ。それからよだれ掛けや帽子。 編み物にも挑戦したけど、向いていなかったのですぐやめてしまいました。 はじめは手探り。 というかまず、ソーイングのスウェーデン語がわからない。家庭科は嫌いで、基本もなにもなかったので手当たり次第試しました。 最初の方はめちゃくちゃ。伸びる生地と伸びない生地の違

      • 職場のCovid-19の影響

        先週の金曜日、職場でいきなりアナウンスがあり、ストックホルムのFolktandvården(FTV)は53か所中9か所のみを開けて、救急治療のみを行う。他のクリニックでは患者さんの治療は行わない。閉めるクリニックにある未使用のマスクやグローブ、消毒用アルコールなどはそれらが足りていない医療機関に送る、ということになった。 金曜日はとりあえず月曜日に予約が入っていた患者さんたちを全てキャンセルし、月曜日はこの先2,3週間の予約を全てキャンセルするようにという指示があった。 私と

        • なんでそんなに不安を煽るの

          ここ最近の体調の問題や夫のカンピロバクター問題、医療になかなかかかれない問題で色々心配なので検索魔になってしまっている。 検索していて気付いたのは、日本語の情報は本当に不安を煽る物が多いし、問題が起こってしまった人を責める! なぜそんなに責めるの? なぜそんなに不安を煽るの? 余計心配になる情報ばかり。 スウェーデン語で検索すると、結構ポジティブなことが書かれてたり励ましの言葉が書かれていて安心する。医療にかからせないためのテクニックか? いや、それだとしてもどの状態が危険

        もやもや。

          1月1日。2020年になった。

          2019年は、何かと停滞していたし色々上手くいかない年だった。さすが厄年・・・お祓いに行ったのにな。 普通に仕事し、日本に2回帰った。 帰るたびに日本が好きで好きで仕方がなくなると同時に、自分はもう日本に属していないんだなと痛感させられる。 移住から2018年まで、免許を取得して仕事に就くことだけをゴールに、一心不乱に駆け抜けてきた。 2019年、仕事にも慣れ、スウェーデンで歯科医師として働くのも当たり前のことになった。次の目標は・・・?と考えた時に空っぽになってしまった自分

          1月1日。2020年になった。

          お散歩風景

          お散歩風景

          被害者の多い1177。

          1177というのは、スウェーデンの医療ガイドのことであり、体に問題が起きた時にどこの病院にかかればいいかを教えてくれたり、ウェブサイトでは治療のことや病気の情報が書かれています。また、1177にログインすると自分のカルテの情報や検査結果・受診情報や薬の情報もみることができたり、病院の予約・キャンセルもできるためスウェーデンに住む人なら絶対にお世話になるサイト・番号です。 基本的にかかりつけ医や病院に全く電話がつながらないか、1時間以上電話を待つのが当たり前のスウェーデンでは、

          被害者の多い1177。

          語学学校の思い出と、所謂高学歴移民の行く末。

          フランスに住むUlalaさんの記事を読み、私の移住1年目の体験を思い出したので記憶が薄れる前に書きたいと思いました。 移住して2か月後の2016年4月から、私は医療系の免許を持つ移民専用の語学学校に通っていました。生徒は、みんな母国で医師・歯科医師・看護師・薬剤師・理学療法士の資格を持っており、出身地はバラバラ。当時は中東(特にシリア)からの難民が多かったため、1/3くらいは中東出身者。あとはロシア・中国・ベネズエラ・セルビア・ベラルーシ、アゼルバイジャン・ウイグル・ソマリ

          語学学校の思い出と、所謂高学歴移民の行く末。