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「言動と行動は一致せよ」

今回のテーマは、私たちがよく遭遇するけれど、なかなか本質に踏み込まないお話です。

先日、こんなことがありました。
最近、出版社から「うちで本を出しませんか」とお声がけ頂く機会が増えました。
そんな中、とある出版社から
「どうしても小林様にお伝えしたいことがあるんです!」と猛アプローチを受け
会議の機会を設けました。

経営に関しては場数を踏み、
十分な知識と経験を持ちますが、
出版に関しては未経験。
そこで「まずはやり方を知りたいから話を聞かせてほしい」という旨を冒頭で伝えました。どの出版社にもこの文言は事前にお伝えしています。

そして例にもれず、この出版社からも事前に簡単な説明のほか、会社説明、料金や各種資料を送付してもらい
事前にプランなどの説明を受けさせていただきましたいました。
しかし、書面上では伝えられない出版社が言う「どうしても」の思いを汲み取ろうという気持ちで臨みました。

そして、いよいよ担当者との対面です。
挨拶もそこそこに始まる会社紹介。
次に「うちで出版される際の料金プランは3冊でいくらになりまして…」と唐突なプラン紹介。
さらには「いつ頃の出版を目指してるんですか?」との質問。

「決算の兼ね合いもあり、着手するとしても6月くらいですかね」と私。

「では、それぐらいの時期にご興味がありましたらまた連絡を下さい」と一言
そして会議は終了。

「…えっ?」ですよね。
「どうしても」はどこに行った?
きっと勘の良い読者の方であればそう感じるでしょう。

結論から言うと、オチとしては「(うちの会社の料金プランを)どうしても伝えたいんです!」ということだったんですね。つまりは営業。

途中からうっすらそんな香りがしていたので「やっぱりな」と思い、いまでは笑い話としていますが、この状況は誰もが日頃からよく体験するケースではないでしょうか。

言動と行動が一致しない人。

調子のいいことや耳障りのいいセリフを吐いておいて、いざとなったら逃走する人。

「小林さんなら大丈夫!でも困ったら相談してよ!」という人。

だけど、いざ相談すると「それは小林さんがやることだよ」とそっけない返答。
話は聞いてくれるけど、それだけ。
前進しないやりとり。

ビジネスでもプライベートでもこんなこと、ありませんか。

「話聞くよ!」と相手が言っても、それはあくまで「聞いているだけ」
結局決断するのは自分。
責任を取るのは自分。
非常に無駄な時間です。

このような非建設的なやりとりをするくらいなら、自分で決断する方が遥かに有益。
東京なら1,500円でバイトしたほうがよっぽど稼げますよね。
出版社の営業トークを聞いている間に、アルバイトでも1,500円稼げたなあと思ってしまいます。

だけど、この世には言動と行動が一致しない事例が溢れています。

ビジネスシーンにおける営業も同じ。
「うちのサービスを」「うちの商品を」ばかり優先して、相手の都合を顧みない営業は迷惑行為です。そんな営業が所属する会社と契約を結びたいとは思いません。

ビジネスの大前提にはいつでも「相手のため皆さまのために」皆さまに寄り添うという当社の理念があります。
相手のため・寄り添うを意識して、初めて自分のためになります。
自分本位な営業が実を結ぶはずがありません。
それどころか、良縁を遠ざけて自分をひいては会社を不幸にするばかりです。

ビジネスマンとしては「相手のため・寄り添う」を意識する。そうすれば自ずと相手にとって必要な情報を提供できるようになります。

そして一個人としては、「言動と行動が一致しているか」に注目する。そうすれば、良い関係性を築けたり、お互いに得るものが多い時間になります。

あなたは言動と行動、一致していますか?

著者CEO小林 編集田中

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