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【映画】トップガン マーヴェリックに思う

今回のトップガン マーヴェリックは前作、1986年公開のトップガンからの続編だという。
正直、”いまさらトップガンかよ”と思っていた。
トム・クルーズも日本で言えば今年還暦だそうだし、よくやるね、と思っていた。

中学生のときだったか。
当時、初めてラジカセを買ってもらって、しばらくラジオを録音して音楽を聴いていた。
だんだんと自分の好きな歌手とか、アイドルの曲を聴きたくなったが、ラジオの録音でガマンしていた。
そんなあるとき、中学時代の友達から、カセットテープを借りた。
それが、トップガンのサントラだった。
はじめて、そのトップガンのデンジャーゾーンのステレオサウンドを聴いたときは、
”なんか、すげぇかっこいい”と思ったものだった。
主演のトム・クルーズについては、まぁ、見た目はかっこいいとは思ったが、そんなに熱狂的にはなれずにいた。
まぁ、モテない男子の僻み、やっかみというやつだろう。
ファミコンにもトップガンがあり、このシューティングゲームもよくやってた。
いまでもあの8bitのハード機でも充分おもしろいと思う。

あれから30年以上が経った。
え、あれの続編をいまやるの?
トム・クルーズって何歳だっけ?還暦だよね?
すげぇな。
どうすっかな~、観ようかな~。迷うな~。
まわりの諸先輩方は観てるよね。
女性の知人にいたっては、”愛しのトム様”と呼んでるくらいだ。
観てみっかな~。
よし、観れるんだったら観てみよう。
ガンダムと2本立てだな。
ということで、トップガン マーヴェリックも観ることにしたのである。

ガンダムでひとしきり泣いたあと、このあと20分後くらいにトップガン マーヴェリックが始まる時間になっていた。
慌ててネットで買っていたチケットを引き換えた。
それにしても、あさイチほどではないが、映画館は混んでいた。
すごい人の数だ。
お昼を食べる時間がないので、フライドポテトとコーラのセットを買った。
あまり、上映中に食べたり飲んだりしない主義だが、しょうがないと思った。

そんなこんなで上映館に入る。ガンダム同様、すごい人の数だ。満席とはいかないが、8割位は埋まっている感じだ。
ほとんどがオーバー45と思う。
当初は座席の両隣は空いていたが、右隣に女性が座ってきた。
うわ、これじゃ泣けねぇかもしれない。
さらに女性の隣には旦那さんらしき人が座ってきた。
もしかして、あっしと同年代の夫婦かも、と思った。

さて、映画の本編が始まった。
やっぱり、戦闘機はかっこいいね。
戦闘機にうっとりしながら観ていたら、過去の映像とともに、死んでしまった仲間が映し出された。
前編のエピソードが蘇る。
そうだったなぁ。またこうして彼を思い出すなんてなんという皮肉な運命。
まぁ、映画ってのはこんな展開じゃないとつまんないよね。
このあたりから、自分の涙腺が、涙の弁が機能しなくなる。
当初は、そんなに好きでもなかったけど、トム・クルーズ、あんたカッコ良すぎるよ。
トム様、あたい、抱かれてもイイ!!ってか、抱いてくれ!
世の中の自分と同年代より上の女性たちがトム・クルーズの虜になるのがわかった気がする。
そして、相手役のジェニファー・コネリー姉さんがまた美人でセクシーだった。
こちらも、あたいを抱いて!!って思った。

最後は号泣であった。映画館の号泣おじさん健在である。
隣のご夫婦に申し訳なかったが、大いに泣かせてもらった。
映画2本観て、2本とも号泣は初体験だった。
感動でお腹いっぱいである。
上映前に買ったフライドポテトとコーラがそのまま余っていたので、エンドロールで慌てて腹に流し込んだのだった。

映画を観たあとは、頭の中でトップガンのオープニングテーマや、”デンジャーゾーン”がヘビーローテーション、リフレインが止まらにゃいのであった。

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