【３８才妊活】人工授精→フライング検査
初めての人工授精を経て
先日３月末に初めての人工授精を行ってからというもの、生理予定日＋１週間後までの妊娠検査薬を使える日まで「待てない！」と、ずーっとそわそわしていた。
クリニックの先生からは「生理がきたら１～３日目に受診、もしこなければ妊娠検査薬で陽性が出てから１週間後に来てね」とのことだった。生理予定日→その１週間後に妊娠検査薬→その１週間後にクリニック訪問・・となったら、人工授精からクリニック訪問まで約１か月もあるんですよ。
悲しいかな生理がくるまでも約２週間少し。生理がこなくても妊娠検査薬を使えるまで約３週間。とても長い。こんなに長く感じるなんて知らなかった。仕事が手につかなくなる自分がいることも、初めて知った。
▼そわそわして何も手につかずnoteを
妊娠してるかも？の期待
人工授精を行ったとき、先生からは「人工授精の妊娠率は１０％ほど。こころがやられるからヒットすればラッキー！くらいに思って、期待しすぎないようにね」と、くぎを刺されていた。
頭では分かっている。頭では。でも心のどこかでは、それでもやっぱり期待している自分がいるんですよね。宝くじだって、そうでしょう。年末ジャンボを買ったとき、まさか５千円分の宝くじで３億円が当たるとは思っていないけど、「２千万くらいだったら可能性あるのでは？」とどこかで思ってしまう。
ここ４カ月くらい記録した結果、生理周期が２８～２９日と比較的安定しているので次回の生理予定日はほぼほぼ【４月１３日】。
１週間前から「生理予定日までまだあと１週間かー」「もし生理がこなかったとしても、妊娠検査薬使えるまではまだ２週間！？まじで、長い」と、ずっと思っていた。
さらに期待をマシマシにさせてしまう出来事もちょっとずつ起こる。これって妊娠初期の症状では？と、違和感を感じつつもちょっとウキウキする。
生理予定日１週間半前からずっと：胸がでかい。肉肉しいというか、胸が全体的に張っているかんじ。
生理予定日１週間前：「オッペンハイマー」という映画を映画館で観ていた時、なんだか子宮あたりがムズムズして、なんだか動いている感じがした。しかも人工授精前の内診のとき、大きく育っていた卵胞があった右側の子宮あたり。
生理予定日１週間前：２日間続いて、夜ご飯を食べると胸やけがした。鶏肉のソテーを食べた後だったので、「脂が受け付けなくなった年齢になったかな」とパートナーに言っていたが、「これがプチつわり？」と内心思っていた。歯磨きをしてもウエッとなった。
生理予定日４日前：朝はめちゃくちゃ元気なのに、夜が無気力になる。比較的料理を楽しんでするタイプなのに、「料理もしたくない」と動く気が全く起きなかった。
生理予定日３日前：下腹部あたりが張っているような、重い感じというか。痛くはないんだけど、ズーンというかんじ。カルキくさく 水道水がやたら不味い。そして、便秘。
生理直前の症状じゃん。とは思っていたんだけど、生理予定日２日前にも右側の子宮当たりが張っているような感じがして、「いやもうこれ妊娠初期の症状じゃなかったら、何なの！？？」とも思えてしまうくらい、いつもの生理前より違和感があった。
（でも、人工授精をしたから気になっているのであって、普段だったら気に留めないくらいの違和感かもしれない）
フライング検査ってなに？
通勤電車のなかではずっと検索。「人工授精 １週間後」「着床とは」「超妊娠初期 症状」「妊娠検査薬 使い方」「陽性 いつから」。検索するたびに知識を得て感心し、そして検索もどんどんステップアップ。
ここで、「フライング検査」というものを知る。フライング検査とは、「本来の推奨日である生理予定日の１週間後を待たずに、妊娠検査薬を使用する」ことである。
▼妊娠検査薬の仕組み
妊娠検査薬が尿のなかに含まれるhCG（ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン）に反応することで、妊娠の可能性を判定できます。
hCGとは、妊娠した際に分泌されるホルモンです。着床したタイミングから次第に増えていき、一定の量に達すると妊娠検査薬で陽性反応が出ます。
妊娠検査薬で正しい判定が出るほどの量が分泌されるのは、生理予定日の1週間後とされています。正しい結果を知りたいなら、生理予定日の1週間後に使うようにしましょう。
どうやら、着床後に含まれる hCG という尿に含まれる物質の値が検査薬に検知されることで「陽性（妊娠をしている）」と判断されるよう。
受精→着床直後は hCGの値が微量であるため、本来の推奨日は生理予定日から１週間後であるが、精度の良い妊娠検査薬では（もしくはhCGが多めに出ている場合？）生理予定日あたりからでも「陽性」と出ることがあるそう。
それを知ってしまっては黙ってはいられない！と、生理予定日の１日前に妊娠検査薬を試してみることにした。
というのも、この日の夜に飲み会があったのだ。（いや、この時期に陰性が出てもまだ妊娠の可能性は消えるわけではないのでお酒を控えるのは決まっているのだが、妊娠の可能性がより高くなれば高くなるほど「禁酒の決意」が高まるという、個人的な感覚）
初めての妊娠検査薬
※このあと、妊娠検査薬の画像があります。苦手な方は閉じてください。
排卵検査薬をAmazonでポチっとする際に、妊娠検査薬もポチっておいた。「なんとんく国産で安心」「排卵検査薬と同じメーカーなので、使い方が似てて使いやすそう」と理由でこちらをポチり。
１本３００円くらい。海外メーカーであれば、もっと安価なものがあるよう。
朝起きて、スティックの先端にトイレで尿を２秒ほどふりかける。（それ以上は逆に良くないらしい）すると、１分ほどで結果が出てくる。（これまた、逆に１０分以上置いたものは正式な判断として使えないらしい）
判定窓の右側に縦の１本線があり、その左側に線が出れば「陽性」である。
右側の線ほど濃くは無いけど線が出ている。つまり、陽性！ちなみに、調べてみたが「色が濃くても薄くても受精卵があること」に変わりはないそうだ。
内心、ひゃーーーーーー！！と思いつつ。やっぱりな。とも思いつつ、ただ、期待しすぎてはいけないとも思いつつ。いろいろ検索してみて得た知識としては、ここで陽性になったとしても、化学流産や子宮外妊娠の可能性もあるのでまだまだ期待しすぎてはいけない。
▼化学流産とは
血液中または尿中のｈCGというホルモンが陽性になることによってのみ妊娠と診断され，通常の妊娠に移行しないような場合を化学流産といいます。
つまり、妊娠検査薬での判定やクリニックで「陽性」と判断された後に、５～６週目に赤ちゃんを包む胎嚢ができずに生理が始まったり・・などそういうケースも多々あるそう。
また、本来着床する子宮内膜ではない場所に受精卵が着床してしまう子宮外妊娠の場合も「陽性」とは出るそう。
妊娠検査薬で「陽性」が出たら・・、胎嚢ができたら・・、心拍の確認ができたら・・と乗り越えるステップがいっぱいすぎることにちょっと驚愕。
でもポジティブに考えると、「陽性」が出たということは、たとえこの後化学流産となったとしても「受精をすることができる卵子と精子であること」が分かったということでもある。
妊娠の週数ってどうやって数えるの？
まだ本来の推奨日ではないが「陽性」が出てからというのも、これまたいろいろググる。次に浮かんできた疑問は、「もし妊娠していたとしたら、私はいま妊娠何週目？」である。これも学びになった。
妊娠週数・月数をいつを起点にカウントするかって知ってましたか？
私はお恥ずかしながら「No」でして、これまたお恥ずかしながら「カップルが性交した日からカウントする」ものだと思っていました。下世話な話ですが、誕生日が〇月〇日ってことはつまりその１０か月前に性交したのね、とか内心思っていました。
▼出産予定日の計算の仕方について
妊娠前の最後の月経が始まった日を０週０日とし、７日間で１週と数えたものが妊娠週数です。妊娠７日目は妊娠１週０日となり、妊娠14日目は妊娠２週０日となります。
妊娠０週０日から数えて280日後（40週０日）が出産予定日となります。
（ただ、生理周期が２８日の人の想定なので、正確には異なるケースもあるとか）
つまり、前回の生理開始日が３月１６日で、生理周期が約２８日の私の場合は今日が「妊娠４週目０日、妊娠２か月」となるそうだ。（私の場合、排卵も生理開始から１４日目くらい）
こんなに妊娠検査薬の推奨日まで首を長くして待ってるのに、もう妊娠２か月！？という驚きの事実（妊娠の月数は「数え」）。いや、医学的な妊娠判定はもうちょっと先なんだけどさ。
おもしろいな、と思ったのが、妊娠前の最後の生理の日から１４日後くらいに排卵をする人の場合、妊娠０～１週目と定義されていても実際には受精卵ができているわけではない＝妊娠が成立しているわけではない、ということだ。
一歩調べると、今まで知らなかった世界が広がるなあ、と感心。
▼自動で妊娠週数をカウントしてくれる便利なサイト
ということで、かなり気が早いが出産予定日までをカウントしてくれるninaruというアプリを入れてみた。いま何週目かということと、いまのおなかのなかの赤ちゃんがどういう状態なのか？を教えてくれる。
いまは細胞のかたまりで、約１ミリの大きさらしい。おもわず、１ミリってどれくらい？と思って定規を出して見てしまった。
あと、ちょっと気になる「早期妊娠検査薬」なるものも知った。私が購入した妊娠検査薬は生理予定日１週間後からが使用推奨日であるが、生理予定日から使ってもOKというものである。
▼取扱店舗の一覧はこちら
（でも製造中止になったという情報もどこかで見かけたので、本当に売っているかあやしい）
気になるので、近くの薬局であるか見に行ってみようと思う。
さいごに
私がそわそわしたり、妊娠検査薬に右往左往している様子をパートナーは一喜一憂しすぎないかんじで見守ってくれているように感じる。
「昨日お土産に、どらやき買っておいたんだけど食べる？」ということで、朝ごはんがわりに出してきてくれたものを見ると、半分にカットされているどら焼き。２人で分けるように予めお店の人がカットしてくれたかな？と思ったら、昨日の段階でパートナーがカットしれくれていたとのこと。
「２種類の味、分けて食べたいかなと思って」とのこと。
分かってる！と思いつつ、カットされてふたたび袋におさめられたどら焼きにクスッとするとともに、ちょっとした思いやりを感じたのでした。
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