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第12章 心の散乱に対処するⅡ(5)

こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容の予習として、この場をお借りしております。
気になる方は、「人生が変わる読書会」をご視聴ください♡

焦り
焦りとは、落ち着きのなさや悩みが現れたものです。
焦りは、ある感情を意識に伝えます。それを私たちは感触や雰囲気で感じるかもしれません。
治療法は、観察し、気づき…そして呼吸に戻ります。



疑は、心の中ではっきりとした特徴のある感情です。パーリ語経典には「偽とは、砂漠でよろめきながら歩いていたり、標識のない交差点にぶつかったときに生まれてくる人間の感情。どっちの道に進めばよいのか? どちらにするか迷いながら、そこに立っているしかないのです…」と。

この疑に対処するには、心が揺れていることを観察対象にして、その現象にあるがままに気づきます。客観的になり、現象を観察します。どのくらい強いのか、いつ現れたのか、どのくらい続いているのか見て、消えるのを観察し、そして呼吸に戻るのです。

散乱とは、瞑想を妨げる心の状態のすべてです。
不安・恐怖・怒り・落ち込み・苛立ち・焦りといったマイナスの感情に気づくことは比較的簡単です。
それに対して、欲や執着に気づくことは少し難しい。なぜなら、「欲」には善い心ももう一つの欲であって、今の瞬間に起こっている現実を無視するという一つのずるがしこい方法だからです。

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