システムを入れ替えるときに考えないといけないこと

2020年から、税法やら諸々の改正を見据えて、割と大きなお金を掛けて社内の基幹システムやその周辺を大幅に入れ替えました。
ただワタシは、そのシステムの選定やら導入にはほとんど絡んでいませんでした。

フタを開けてみると、まるで九龍城のような・・・ものが出来上がっており、それぞれの連携を手作業でCSVをDLしたりUPしたりして行っているという・・・。何年前の環境だよ・・・と頭を抱えることに・・・。

イニシャルやランニングを安く抑えようとして嵌まってしまうと、こういうことになりやすいと常々思っています。

こういう話をするときに、「ランニング」に人件費や工数を含めて考える人はなかなかいません。
月:15,000円+税
のランニングがかかるシステムと
月:100,000円+税
のランニングがかかるシステムがあったとして、それぞれで同じ処理や同じ結果を求めたときに、どれだけ『人の手』を介して、そこにどれだけの時間が取られるか・・・。そういうことをきちんと考えて選定しないとダメなんですよね。

また、イニシャルを安価に抑えようとするのも、よく考えないとダメです。
『マニュアルは内製でいいか』
『データのコンバートとインポートは自分たちでできるな』
甘い・・・甘いですよ・・・それは甘ちゃんですよ。

通常業務で手一杯なのに、その他にそんな業務が出来るとお思いなのか。
ここをケチるから、スタートが遅れたりするんですよ。
やるならできるだけ社内の負担がないように進めなきゃダメ。
金で解決する場合は工数を出して比較しないとダメ。
見積書の工数を見て、その3倍とか5倍くらいの工数で社内にかかる負担を算出しないとダメ。

そういうことまで頭が回らないと・・・システムの入れ替えなんてやっちゃダメなんですよ。

システムを入れ替えるってことは、かなりの重労働であるということをきちんと考えるってのは非常に大事なことなんですよ。

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