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究極体験! 音楽家の”ゾーン”の話
突然ですが、皆さんは”ゾーン”に入ったことありますか?
少年マンガ「黒子のバスケ」の超能力で世間的に知られることになった(?)ゾーンという言葉。
凄い集中力が発揮されている極限状態(若者風に分かりやすい言葉でいうと、ガチでヤバい状態)という意味です。
例えば、
・野球の打者にとって、投げられたボールの縫い目が見えるという状態。
・優れたボクサーにとって、相手のパンチがゆっくり見えるという状態。
・武道家が感謝の正拳突き一万回を終えても日が暮れていないという状態。(つまりネテロ会長)
これはガチでヤバいですよね〜。
程度の差はありますが、僕もよくゾーンに入ります。
(その状態をゾーンと認識できるようになったのは、その概念を知った最近です。)
ゾーンに入ると、周囲の音に対して敏感になり、他のパートが何を弾いているか、よ〜く聴こえます。
そして、その時々の瞬間的な判断を、むしろゆっくり考えている感覚になります。
また、本番中、弾くのを止めてもモニターからはベースの音がずっと聴こえてくるんじゃあないかと錯覚することもあります。
「これホントに俺が弾いてるの?」って感じです。
ゾーンに入るコツは、人によっていろいろあるとは思いますが、僕の場合は、1拍に込める意識の量を増やすことです。
もうちょっと具体的にいうと、リズムを点ではなく、連続したものとして認識することから始めるんですが・・・長くなるので今回は割愛します。
次第に慣れてくると、「空気を吸って吐くことのように!
HBの鉛筆をベキッ!とへし折ることと同じように、ゾーンに入れて当然」と思うようになりますよ!
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