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英語コンサルタントに聞く「英語を話す方法」2

注*前回記事の続きとなりますので読まれていない方は先に下記からお読みいただきたく思います。

棚橋健:筆者 以下「棚」
スコット:英語コンサルタント 以下「ス」


ス:意外と皆さん文法いらないと思っている方が多いです。特に海外に行った方や留学生の方がよく言うんですが自然習得の方が大事とよく聞きます。

棚:よく聞く!

ス:英語は英語で学ばないと身につかないと思っているのだと思いますが、これは結構上級レベルの方であったり、英語を使わざるを得ない環境に自分自身を長時間置ける方の話なんです。

棚:ふむ

ス:ただ日本に今住まわれている方に関しては、もちろんですけど外国人の方と話をする機会がほぼないと思います。そういった方は基礎から文法を勉強してまず体型的な枠を作る。というのが重要です。

棚:さっきの話ですね。自然習得は有効だけど、ではあなたは今自然習得ができる環境ですか?っていったら多くの方は「NO」だもんね、。

ス:はい。なのでまず基礎的な文法からもう一度見直して、様々な場面で使うことができる日本語文を変換する練習をしないといけないです。

棚:変換?

ス:変換の方法はいくつかあるのですが、特に用いていただきたい練習方法が「瞬間英単語法」っていう方法です。これはやり方は簡単でまず覚えたい単語を例えばA4の紙とかに書くんですね。

棚:ふむ

ス:それでこの時点で注意しなきゃいけないのが日本人がよくやりがちな「ターゲット勉強法」っていう勉強法です。ターゲット1900などの英単語教材のように左に英単語が書いてあって右の日本語の意味を覚えるみたいなやつなんですけど、これをやってしまうと読みしかできるようにならないんですね。

棚:あー、よく赤シートで隠してやってたあれね!

ス:「英語→日本語」に関しては読みは良いのですが実際に話すときっていうのは、「日本語→英語」に訳すんですね。つまり逆です。

棚:なるほど

ス:なので瞬間英単語法では、左に日本語を書いて右に英語を書いて覚えていく。ひたすら音読して瞬間的に右側の英語に変換できるようにトレーニングをする。これを是非やって頂きたいです。これをやっていけば誰でも英語が話せるようになっていきます。

棚:ふむ

ス:例えば出川Englishってわかりますか?

棚:出川哲朗さん?笑

ス:そう笑 リアクション芸人の出川哲朗さん。番組で海外にロケに行って現地の人たちに話を聞きながら目的地を目指すっていう企画があるんですがその中で出川さんが一生懸命に話す英語で印象的だったのが「キー カモン!!」ってシーンです。

棚:何となくだけど「鍵をくれ」的な?笑

ス:そう笑 英語は伝わればいいってところもあるんですが、もし出川さんがしっかり英語を話したければ一番簡単にいうと、「Give me a key」とか「Can I get a key」っていうのを先に練習しておけばいいだけなんですよね。

棚:うんうん

ス:それってさっき言った瞬間英単語も一緒で「くれ!」が「Give」であること「くれ!,Give」って練習している人は出てくるはずなんですよね。Giveが。でもGiveっていう単語の練習をしたことがないから「キー カモン!!」って言っちゃうんです。

棚:シンプルだね

ス:なので日本語から英語に変換する練習を怠っている人は話せるようにならないので、まずは英単語レベルから訳せるようにしていくってことが大切です。そしてこれは文章でも言えることです。

棚:ふむ

ス:結局「鍵をくれ」「Can I get a key」を出てくるようにするにはその練習をしなければいけない。「〜をください」って表現は「Can I get〜」を使う。これは予め練習できることです。

棚:まとめると変換は最初に単語レベル、その後日常会話なんかでよく使うフレーズやらパターンをリストアップしてどちらも瞬間的に英語に訳せるように練習する。って感じかな?

ス:そうです。

棚:すごく興味深いね。ちょっと素人みたいな質問していい? ていうか素人なんだけど笑

ス:笑

棚:例えば「見る」みたいな単語って[watch]とか[see]とか[look]みたいにいくつかパターンがあったりすると思うんだけど、そういう細かい違いみたいなのは一つ一つしらみ潰しに調べて理解していくしかないものですか?

ス:もちろん一個一個覚えていくのも大事ですし、基本そうなりますね。だけど、英文で覚えていけばそう言った細かいニュアンスを掴みやすくなってくると思うので単語と合わせて文章もしっかり練習すればいいんじゃないかと思います。

棚:なるほどだいぶわかってきました!

ポイントまとめ

・ダンサーなど専門分野の中で緊急性が高い方はまずその分野の頻出単語を覚える
・中学生レベルの文法基礎を学び直す
・単語から文章においても日本語→英語に瞬間的に訳せるようトレーニング

【次回おすすめ教材などの紹介】


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