全惑星意識と世界情勢

この世界は宇宙の反映です。そして小さな個人もまた宇宙の反映です。太陽系を身体にし、惑星をすべて自分のものにしている全惑星意識は、自分自身のことを他者や環境に押しつけないことは当たり前ですが、宇宙の反映である世界を自分自身と見なします。世界の隅々にまで意識が行き渡り、世界について知らないことはないと言えます。

たとえば「政治や経済には疎いんです。」ということはまずあり得ません。日々情報収集して詳しいということではなく、当たり前のように知っていることです。政治や経済、宗教や文化について、興味がないとか、知らないとか、関係ないというなら、自分自身の中にも、興味がなくまだ知らない、関係ないと思っている自分があるということです。そしてどこかの国や出来事に対して、特定の感情を抱くなら、何か自分自身にも引っ掛かるものがあるということです。

と言っても、陰陽化し二極化が進行している世界において、影も闇もないはずがないので、やはり裏側に回されたような国や出来事があることも事実です。日本国内をとっても同じです。そのどれかに自己同一化することがなければ、世界について知ることができます。日本人であることにこだわり、また日本人であることを認められず、信頼できないのなら、他国を批判し攻撃する可能性を持っているということも、身近な人間関係と同じです。

政治や経済、宗教や文化においても、左右に極端に振れるなら、女性や男性に自己同一化し、女性として男性としての単一の視点しか持たないことと同じです。中立ということでなく、11力のカードのように、左でも右でもないところに中心を見出そうとすることが大切です。そうでないと、本当の力を持てないでしょう。すべてを知ったうえで、自分の考えを持ち、自分の姿勢を作ることができるのが全惑星意識です。

社会情勢にも表と裏があり、宇宙の意図が反映されています。宇宙の意図は、個人の目的にも反映されています。筒になるということは、そういうことに真剣に関わることにもなります。お気楽でないことを知ったうえで、中空で自立します。

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