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15悪魔のカード逆位置、ワンドの2正位置(2019年6月12日)

今日は大アルカナの15悪魔のカードが逆位置、補足カードは小アルカナのワンドの2です。

15悪魔のカード
15の数字は、1+5=6で6の系統です。
6が偶数で外の要求を受け入れることを表し、15は奇数で外へ要求をすることを表します。
自分の主張に対し、相手に応えさせます。

悪魔の下の二人は、悪魔を絶対の存在とし従います。
絶対の存在に従うことには心地よさがあります。
悪魔と下の二人の関係が良好な場合、悪魔の要求に下の二人は従い、それは無理のない自然な状況と言えます。
また下の二人は、絶対の悪魔が二極化したものと考えられます。
下の二人が自己を二分した者なら、その要求は遠慮も容赦もないものになるでしょう。

悪魔のカードには、外への強い主張と押しつけ従わせる力を表します。

また悪魔のカードは、生命の樹ではティファレト(生きる目的)とホド(知性)を繋ぐカードです。
つまり知性が生きる目的のため限界を超えていくことを表しています。

ワンドの2
ワンドは火の元素を象徴し、精神性や哲学性を表します。
2の数字は二つに分けることを表します。
ワンドの2は、その二つが相対的に等しく、一方が一方に働きかけることで活性化することを表します。
また一方を強調すれば、一方が主張してくるような、火の元素らしい活発さがあります。

今日のサビアンシンボルは14:34に「労働者のデモ」から「田舎踊り」に変わります。
都会で労働者はデモを繰り広げ、疲れはてた結果、田舎に帰ることにします。
「労働者のデモ」は、自分の限界を越えた処理能力を発揮し、身体や感情の正常な働きを無視して、知性が活発になります。
遊びも仕事も関係なく、自分にできうることすべてに手を出します。
どんなに忙しくても頭は冴え、どんなことも上手に処理できます。
「田舎踊り」は、仕事に疲れはて田舎に帰る支度を始めます。
限界を越えて仕事をしてきた人は、早期退職でもして田舎に戻ろうかと考えるものです。
それは自分のルーツに回帰することでもあります。
生まれ育った家や環境は、望まなくてもリラックスするものです。
神経が張り詰めた状態から、その反動でのんびりリラックスした状態へと変わります。

15悪魔のカードが表すように知性が限界を超えます。
逆位置なので知性の限界も過剰になり、疲れ果てます。
ワンドの2は精神を二つに分けたもの、つまり「緊張」と「弛緩」を表し、「緊張」が過度になれば、等しく「弛緩」が主張してきます。

知性の限界を超え、まだ何になるかわからない二つの火は「緊張から弛緩へ」と提案しています。

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