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ソード10(2020年11月24日)

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今日のサビアンシンボルは、射手座3度「チェスをする二人の男」です。05:05頃3度に入ります。

1度の反応である2度を対象化する3度は、1度と2度の性質を任意に扱います。1度の水面を叩くようなジャンプは、2度で白波を起こし、3度ではジャンプを効果的に使います。チェスのように心理的反応を戦略的に扱い、目的を達成します。

スポーツであり芸術であり科学であるチェスは、敵のキングを追い詰めるマインドスポーツです。対象があり、対象に向かって行くと対象の方から近づいてきます。追い詰めていたつもりが、追い詰められていたというようなことも、マインドスポーツの醍醐味でしょう。

チェスボードのマス目を、エーテル体の網目としたとき、線と線で囲まれた場所をチェスの駒は進んで行きます。マス目が三角形ならお隣の三角形に移動できますが、四角形だとそこに定着し捕まります。四角形から四角形に移動するには、一度飛び上がりまた下りる必要があり、チェスボードのようなマス目は、移動するようなものでなく、四角形から四角形への移動は、解体と再構築が必要です。線を歩いて、縦と横の交わる点を開拓していく方が、チェスボードは移動しやすそうです。

上がっては下りることでチェスの駒が移動する様子は、射手座1度と2度の繰り返しのようでもあります。射手座は、人が走る様子で説明できるのではないでしょうか。走っているときは、一瞬大地から離れ中空に浮かびます。上がっては下りる、を繰り返すことでリズミカルに歩を進めます。陰陽化を解き、再び陰陽化して大地に下り、その繰り返しの中で言葉が生まれ、理解に至ります。平面を移動していたはずが、精神はどこまでも上へと広がります。

精神の集中と興奮が天へ上り、そこには恒星に力が下りてきます。上がっては下りる、上ると下りてくるという作用により、射手座3度のチェスには恒星の力が注がれていきます。チェスボードのマス目を恒星の力が満たしていき、マス目を踏むと、そこに力が満ちていくような、そんなゲームあったかも、という感じです。

今日のカードはソード10。ソード10は、ロゴスが肉体まで浸透します。恒星の力が足元まで身体に浸透すると、ロゴスに従った生活をし、肉体はロゴスよって再構築されます。食事管理を徹底し、ヨガやチベット体操で低次エーテル体を整え、光の身体に向かいます。

10は生命の樹ではマルクトに対応し、四角い箱あるいは四角とすると、ロゴスがマルクトまで浸透することは、チェスボードのマス目がロゴスで満たされるようにも見えます。上がると下りてくることに慣れてくると、これ以外の余計なことはしたくなくなります。感情も身体も軽くすればするほど、恒星の力が降り注ぐことに病みつきになり、どんどん上がろうとします。

ロゴスが肉体を貫通すると、天と地を繋ぐ筒になり、恒星を軸に生きることになります。

ソードは知性や知識、情報を表し、策略や計画性に関係するので、チェスのマインドスポーツにも通じます。ロゴスに従い、計画通りに行動していくことで、足元まで恒星の力が浸透します。上がることで下ろしてくる射手座の、一つのあり方でしょう。

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