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ソードのナイト(2019年6月11日)

今日は小アルカナのソードのナイトです。

ソードは風の元素を象徴し、分割や分散を表し、固まったものを散らします。
また思考や意志、判断力も表します。

ナイトは人物カードのひとつです。
人物カードは、キング、クイーン、ナイト、ペイジの4人。
この4人は4つの意識状態あるいは意識レベルを表します。
キングとクイーンは個人を越えた天の意識とその受け皿を表し、ナイトとペイジは天と地の間で創造をします。
ナイトは馬に乗り地に足を着けず超越的な視点でペイジに指示を出します。

火、水、風、土はそれぞれ特徴的な創造力も表し、その創造力はこの人物カードにそれぞれ当てはめられます。
火はキング、水はクイーン、風はナイト、土はペイジです。
ソードのナイトは、風の元素における風の創造力を表しています。

ソードのナイトは、判断力や知性の分野での指導力や積極的で能動的な姿勢を表します。

今日のサビアンシンボルは「カフェテリア」から「労働者のデモ」です。
自分好みの馴染みのあるカフェテリアは、何かを選択し判断しようとするときの基準となる情報を表しています。
そしてその情報を個人の感情を越えて扱えると、洗練された感性と能力となります。
カフェテリアに集まる人々が、それぞれの思いを持ちデモへと出掛けます。それは一つ一つの情報が活発になるということ。
感情や身体を越えて知性が活発になります。
仕事も遊びも同時に歩きだし、あらゆる可能性に知性はフル回転となります。
双子座21度「労働者のデモ」は知性の分野での最も活発な状態を表しています。

ソードのナイトは、今日のサビアンシンボル「労働者のデモ」をそのまま表しています。風の中の風です。
ではなぜソードの完成10がでなかったかというと、サビアンシンボルが「労働者」という人物で表現されていることが考えられます。
でも労働者といえばペイジ。ナイトは労働者を雇う側です。
ナイトには推進力がありますがペイジにはありません。
労働者が一丸となり一つの目的のため影響力をもつ「労働者のデモ」は、ナイトの推進力に等しいと言えます。

人物カードは数字カードより行動特性を強調しています。
今日は個人の知性が活発になり、あらゆる可能性に興味が向くだけでなく、実際に動くということです。
能動的に積極的に、そしてどんなに忙しくても頭は冴えているということでしょう。


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