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8正義(2020年7月28日)

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今日は大アルカナの8正義のカードです。

今日のサビアンシンボルは、獅子座6度「時代遅れの女と最先端の少女」です。
この限られた世界は、限られた空間と時間によって成り立ち、ぼーっとしていても地球は勝手に太陽の周りをまわり、時間は勝手に進みます。
時代遅れの女も最先端の少女も、この限られた世界だから成り立ちます。
これが地球用サビアンシンボルの特徴です。

土や水に抵抗する火としての獅子座は、肉体も時間の経過も無視することはできません。
肉体が老いていくこと、気持ちが腐っていくことに正面から向き合い、絶えることのない火を手に入れる必要があります。

恒星に自我を置くとか、恒星の意識の元に生きる人は、外から見れば「時代遅れの女や最先端の少女」に見えるのかもしれません。
見る人によって、時代遅れにも最先端にも見えるでしょう。

たとえ恒星に自我を置いていたとしても、肉体を持って生きる以上、土や水をないがしろにするわけにはいきません。見ないようにしているもの、気がつかないようにしているものには足を掴まれます。
獅子座6度では、今ここにおいて、自分自身が時代遅れなのか最先端なのか認識することで、普遍性を維持することができます。
そして次の7度で、今ここにおいての普遍化がテーマになります。

時代遅れとは思い込みや癖のような過去のもので、最先端とは変化に柔軟な姿勢だとすると、柔軟な人を見て思い込みに気がつき、柔軟な人はかつての自分を見つけるかもしれません。

正義のカードは、左手の天秤で推し量り、決断したことを右手の剣で貫きます。
もちろんここで天秤に乗せられるのは、時代遅れの女と最先端の少女でしょう。
ライダー版のカードの絵柄を参考にしても当てにならないかもしれませんが、絵柄の白猫が目をつむっているのは、肉の目ではなく心の目で見ているようにも見えてきます。

正義のカードは生命の樹ではティファレトとゲブラーを繋ぐので、心の目とはティファレトの目です。
二極化した肉の目で見ると、思い込みによって見たいようにしか見ない、感じたいようにしか感じないので、それ以上前には進めなくなります。
進みたくないからそのように見える感じる、とも言えます。

ティファレトである自己に照らし合わせ、時代遅れの女と最先端の少女を推し量り、どこにいるのかを判断します。
5度で崖から落ちることを免れ、6度で正義のカードのように冷静に立ち位置を確認するのは、自分が何を中層にして生きているかの確認のようにも考えられます。

3層あるうちの中層は、その人の中心となる上でも下でもない意識レベルを表します。
惑星意識につかまっていないか、全惑星意識が安定しているか、中層の意識状態によって上と下が決まります。
正義のカードは全惑星意識に関係するカードなので、ここで意識状態のチェックがテーマになることはうなずけます。箱のチェックです。

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