見出し画像

1魔術師(2020年11月27日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot/

今日のサビアンシンボルは、射手座6度「クリケットゲーム」です。04:15頃6度に入ります。

クリケットゲームは、3本の棒からなるウィケットを倒されないよう、バッドとボールを使って攻防を繰り広げます。テーブルの足が2本だと倒れてしまいますが、3本だと立つことができるように、ウィケットは、その人の信念体系を支える軸を象徴しています。

5度では木の高いところから働きかけをしていましたが、6度では平面上での働きかけになります。高いところからの働きかけは、上空の天使が射る矢のように地上に意図をもたらしますが、平面上では同じ目線で同じ言葉を使うことになります。

5度の働きかけに対する6度と考えると、地上からの反応がクリケットゲームになります。倒されないように攻防を繰り広げるうちに、他者のウィケットを理解し、と同時に自身のウィケットを掘り下げていきます。

議論や討論は、スポーツのように正々堂々と行われ、射手座にとっては、相手を出し抜くよりも、より高め合うことがテーマです。何のためにそれをするのかと言えば、相互理解の先に資質の掘削という目的があるからです。他者を理解すれば自身への理解も深まる、というようなことを繰り返していくうちに、どんどん普遍性へと向かいます。

魔術師のカードの机の脚は3本です。3本の棒からなるウィケットは、その人の軸となるものを表していますが、魔術師が世界に入ってくるとき、地上との接点となるのは、机の3本の脚です。4本足なら地上に安定して立ち地上原理に従いますが、この世界にまだない新規のものを持ち込む魔術師は、地に足を着けず、着地するのは知識や技術、知恵です。

四角形の机の上には四元素を象徴するもや、豊穣の角コーヌコピアが置かれている言われていますが、つまりこの世界にあるもの、集合意識にあるものを表しています。集合意識にあるものを使って、新規の意識を持ち込むのは、5度のフクロウも同じでした。恒星との通路としてエーテル領域に働きかけるとき、集合意識にあるものを用います。

1の数字が当てはまる魔術師は、目的を明確に認識していません。頭上のレミニスカートの交点は意識喪失のポイントを表し、この世界に入った瞬間、その目的を忘れます。どこに向かっているのかわからないけれど、世界に入ったばかりの陰陽化していない視点は、深い理解力と英知を持ちます。

射手座6度のクリケットゲームは、新規の意識を地上に持ち込み、目的が明確でないが故に、火をぶつけ合い議論することで、その目的を理解していきます。英語を話せるようになる一番の近道は、外国人と友達になることだと言うように、この世界の人と議論を交わすことは、この世界で目的を形にしていくことに不可欠です。

意識は対象に向かい射出することで働くことを考えると、射手座6度のクリケットゲームは主体と客体が成り立ち、意識が働きだすことを表します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?