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ソードキング(2020年11月30日)

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今日のサビアンシンボルは、射手座9度「階段で子供たちを連れている母親」です。03:25頃9度に入ります。

階段はヤコブの梯子のように、天上へと続きます。母親に連れられ階段を上る子供たちは、どこへ向かっているのかわからず、一段一段一歩一歩に集中しています。母親に守られ導かれる様子は、恒星意識に包まれていくようでもあります。精神の極みに向かい、高次な領域へと進みます。

この度数は向上心溢れ、留まることなく上り続けます。階段に安定した場所はなく、腰かけることはできても横になって眠ることは難しく、少し間違えれば落ちてしまいます。いつもたどり着く正解や価値は腰かけで、すでに次のステップを意識しています。

8度では内的な衝動として、自分の中から変化を感じていましたが、9度ではその正体として、より大きな力を感じます。エーテル領域にいる星の子どもが、大地を揺るがすように腹の底から扉をこじ開け、そこに恒星意識が下りてきます。つまり8度9度は、射手座の「上がると下りてくる」を表しています。

導くのは大きな自己であり、外側にあるものではありません。自我のある恒星とは本質的自己であり、内的に同期するものです。肉体を持った小さな自分を越えると、永遠の自分を思い出すことができます。射手座9度も、かつて自分だったもの、本質的自己に導かれていると言えます。

ソードキングは知恵や知識を作り出します。思考は個人が所有するものではなく、その人の知性の速度や振動数によって、理解できるものが変わるだけです。はじめからすべてがここにあり、理解できる高速な知性を獲得すれば、いつでもなんでも知ることができます。外側に知識や知恵を探しに行かなくても、すべてがすでにあり、そこに同期することができれば、どんな知恵も引き出すことができます。

そのためには感情も身体も軽くする必要があります。集中しているときというのは、無駄なことや余計なことをせず、身も心も軽いということです。射手座は精神の飛躍をテーマにしているので、魚座のような身体ごとではありません。身体ごととなると、腰の陰陽化したものを統合する必要がありますが、射手座の精神の拡大は、感情と身体を軽くして、高次な思考を育成します。

自我を置く恒星から貫かれる剣によって、ロゴスの階段を上るのが射手座9度です。ソードキングは、「思考が創造する」ことができます。射手座の上がると下りてくるというのは、「思考が創造する」と言ってもよいかもしれません。私は、この「上がると下りてくる」が最近気に入っていますが、今日の夢では、これによってアナハタが開発されるらしいです。上半身と下半身の境界の腰ではなく、胸の位置で結合が生まれるということです。

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