見出し画像

ワンドキング(2020年11月19日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot/

今日のサビアンシンボルは、蠍座28度「自分の領土に近づく妖精たちの王」です。06:15頃28度に入ります。

23度でウサギが妖精に変容し、物質的意味とその象徴が表す本質的意味が天と地を繋ぎました。「ウサギ」と聞けば動物のウサギを思い浮かべ、物質として限定した理解に留まるところを、象徴として見たときウサギは、多産や生命力を表すものに変容します。土の中で眠る火を引き出すのが、象徴解釈と言ってもよいわけです。

私はほぼ一日中象徴解釈をしています。というより象徴の中で生きています。自分の夢だけでなく皆さんの夢を読んでいるし、リーディングも言わば象徴解釈だし、出来事すべて象徴としてとらえる習慣ができてしまっています。本質的意味を考えるというような、思考の働きではなく、感情が捉える理解です。

蠍座28度は、次のサイン射手座の火が、自分の土と水という領土に近づいている、あるいは宿っていることに気づきます。これまでの蠍座体験によって燃え始めた火です。土と水の器が小さければ、その中で燃える火も限られますが、個人を越えたものによって自己変容してきた蠍座の器は、それに相応しい妖精王を招き入れることができます。

妖精たちの王とは、土の中で眠っていた火の王で、象徴であり本質的意味です。土や水に根拠を置かない、恒星意識です。恒星に根拠を置いた自我を確立しようとするのが、蠍座28度ということになります。

今日のカードはワンドキング。火の王です。ワンドキングはメタトロンのような原初の創造原理だとされ、私たちが属する宇宙のはじまりの意識だとされています。だけど今日の場合は、それぞれの火の王は異なり、つまり蠍座28度の妖精王という恒星意識はメタトロンに限らず、その人が属する恒星の創造原理だということです。

キングは地上に詳しくありません。キングの意志はクイーンやナイトによって地上に持ち込まれるので、キングは地上に下りることはありません。蠍座はこれまで、頭を突っ込むように地上に接近していましたが、そろそろ引っ込めるときが来たという感じです。次のサイン射手座は火のサインで、地上から高く高くジャンプしようとします。射手座は雨が降って水たまりがあろうと走り続け、足が地上と接するのを最小限に抑えます。

創造原理は一撃のようなもので、予感や雰囲気などと言えるものではありません。確実に明確に意志が打ち込まれます。四元素を縦に並べたものが、恒星が上から下へ下りてくる段階を表すとすると、火は風になり、風は水になり、水は土になることで地上との接点を持ちます。肉体を持つ私たちは、もともとが火であり恒星です。この直通回路によって、私という存在は妖精王になります。

キングは決断するだけです。恒星に根拠を置き肉体を持って生きる人は、決断することが仕事です。その決断によって、地上的なものは自ずと近づいてきます。これが本当の引き寄せの法則です。この創造の一撃を打ち込める人は、地上原理に縛られない人です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?