見出し画像

10運命の輪(2020年4月13日)

今日は大アルカナの10運命の輪。

運命の輪は、生命の樹ではケセドとネツァクを繋ぎます。
ケセドもネツァクも左の柱にあり、個人の範囲を越えたものに開いていきます。
右は限定し狭め、左は許容し拡大します。

ケセドは木星のような集団社会の価値を表し、ネツァクは金星のような楽しみや感受性を表します。
ネツァクはケセドから個人を越えたものを受けとります。
それは恩恵でありチャンスです。

金星と木星のセットは、華やかさがあり、行きすぎれば派手な自己主張のなることもあります。
このセットの拡大原理は、いつでも豊かで贅沢なものです。

誰しもが幸福を望み、だけど個人を越えたものを受けとることに抵抗を感じます。
それは変化を望まない月が、過分なものに抵抗するからで、慣れてしまえば幸福も幸福ではなくなります。

今日のサビアンシンボルは、牡羊座24度「風が吹き込み豊穣の角コーヌコピアの形をとる開いた窓のネットのカーテン」です。

21度22度の内的な振幅により、23度では生活を大きく変化させます。
この振幅が大きければ大きいほど、思っている以上の力が境界線を越える力となります。
個人の限界の扉を開けて、異界の力を呼び込みます。

個人の限界を越えた力が吹き込むことは、運命の輪のような恩恵やチャンスでもあります。
運命の輪はホロスコープの輪と重ねられますが、縦軸の頂点は2つあり、昇るときは現実化や物質化であり、降りるときは深くルーツに潜り込むことになります。
牡羊座24度がどちらなのかと言うと、ICである深いルーツに境界線を越えて接続することになるでしょう。

周囲の人が見ても、何が起こっているかわからないが、確かに異次元の影響が吹き込みます。
ここで踏み出すか戻るかは、その人の器次第だということになり、どちらにしても個人の限界を越えるチャンスに他なりません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?