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ペンタクルスクイーン(2020年1月30日)

今日は小アルカナのペンタクルスクイーン。

ペンタクルスは土の元素を象徴し、その中に他の元素を内包しています。
土の器に、火水風の元素が内包されるとは、地球であり人間そのものです。
火の情熱、水の愛情、風の冷静さを適度に内包することは、突出した能力を発揮したり、感情の盛り上がりはありません。
土の元素の限界性に、ダイナミックさや盛り上がりはありませんが、すべてを具体的に確実に着地させるという点で豊かです。

人物カードのクイーンは、キングの意志を受け取り育みます。
ペンタクルスのクイーンは、あらゆる生き物を育む大地のイメージです。
受胎し育み、生み出します。
つまり物質的な豊かさを生み出し、欲張らず穏やかに、安定した生活をもたらします。
分相応な包容力と育てる力があり、つまり長期的な目標に向いています。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座10度「一時的だと証明される人気」です。
人気とは他者から与えられるもので、そこにはどんな確実性も信頼性もなく一時的なものです。
ローカルな習慣や価値観というのは、人気のように一時的なものです。

どこにも所属しない普遍的な生き方を追求する水瓶座は、7度の「卵から生まれた子供」で、まるで卵から生まれたかのような、何者でもない自分を生きることを決めました。
つまりどんな職業も対人関係も、自分に役割を与えるものでしかなく、もっとまっさらな自分を生きたいのです。

10度では、どこにも属さず適応しない自分を生きることになります。
それはつまりペンタクルスクイーンが表すような、「すべてを内包し自らを育む」生き方です。
どこにも属さないというのは、ただの反抗心ではなく、地に足を着けず中空に浮かぶ自分の中にすべてがある、ということです。

突出せず盛り上がらず、自分にとってのありきたりを生きることは、人や社会へ興味を持つこともなく、自分だけの豊かさがあるということでしょう。

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