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カップ8(2020年1月24日)

今日は小アルカナのカップ8。

カップは水の元素を象徴し、情緒や気を表します。
8の数字は圧縮や蓄積に関わります。

カップの8は、情緒や気が圧縮され濃くなります。
水の元素は同質のものを引き寄せ結合するので、どんどん内面に深く潜っていくでしょう。
芸術家が周りの音を気にもとめずに集中していくように、周囲の評価や押しつけられる感情や価値観に影響されることなく、対象に集中していきます。

ひとつの思いがどんどん濃厚になっていったり、深海に水圧を感じながら潜るように深層心理に没入したり、そんなことをしているうちに、世間から何をしている人かわからなくなるような感じでしょう。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座4度「インドのヒーラー」です。
インドのヒーラーは現代では認知されにくい、お金にもなりにくいスピリチュアルと呼ばれるような力を扱います。
山羊座の多数決で決まる押しつけがましい常識や価値観から脱走し、自分にしかできないことをしようとするのが水瓶座4度です。

カップの8が世間から雲隠れするように、インドのヒーラーも社会の表舞台から離れます。
路地裏でこっそりと開く水晶占いのお店のように、怪しく認知されず、だけどその人にしかできないことをします。
カップの8も水瓶座4度も、周囲の評価や押しつけられる価値観など一切気にせず、それを跳ね返すように集中していきます。
これには非常に満足感があるはずです。
水の元素は同質のものを引き寄せる性質から、その人の満足感を作りやすく、水瓶座4度のように自分だけの特技を生かせることもまた、満足感のあるものです。

インドのヒーラーもカップの8も、「気」を扱うという点で共通しています。
水瓶座の初期度数は山羊座社会への反骨心が隠れ不良化しがちですが、4度度では自分のことに深く集中していくことで、跳ね返す力を養うのではないでしょうか。

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