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1魔術師(2020年2月7日)

今日は大アルカナの1魔術師。

魔術師は、境界線を越え新規の意志をもたらします。
0愚者が境界線を飛びだし、1魔術師が戻ってきます。
受け取る者は与える者になります。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座18度「仮面をはがされた男」です。
16度で自己中心的な推進力で手にした成果は、17度で個人のテリトリー侵害が問題になり、18度ですべて明け渡すことになります。

溜め込んでいたもの、考え方も価値観も、得たものによって狭いところに閉じ込められているのは、普遍性に生きる水瓶座にとって好ましくありません。
実際に物を手放すというより、自分自身を縛る生き方そのものから解放されたいはずです。
自身で選択した道によって、小説家が小説家の生き方に閉じ込められるようなことは、水瓶座にとって居心地のよいものではないということです。

18度では小説家が小説家でいられなくなるようなことが起こり、はじめは本人もびっくりだけど、案外スッキリして「よかったな」と思うようなものです。
「社会に依存する自分」から抜け出したい人が、薬物で逮捕されることによってスッキリ新しい人生を歩き出せるようなこともそうでしょう。

魔術師のカードは新しい活力や意志をもたらします。
愚者が大きくジャンプし、ジャンプが大きければ大きいほど、魔術師が持ち込む力も強大になります。
今日の魔術師のカードは、境界線を越えるときに身ぐるみはがされ未知の可能性に向かい歩き始めるような、開放感のある一歩となりそうです。
また「受け取る者が与える者へ」という点では、たとえば成り上がりの社長が会社を誰かに譲るというのも、境界線を越え新たな一歩を踏み出すことでもあり、他の誰かにとっては新しい活力がもたらされた、ということでもあるでしょう。

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