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0愚者(2020年2月17日)

今日は大アルカナの0愚者です。

愚者は境界線に立ち、どこにも属していません。
誰にもどこにも依存しない空白の一瞬です。
今いる環境から外へと飛び出すその瞬間であり、唯一行き先を選択できるときです。
一度環境に入ってしまえば、その道を進むことになります。
世界と世界を繋ぐのが愚者だとも言えるでしょう。

つまり完全なる自由のもと、失ったものを取り戻したり、未知の力を得ます。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座28度「倒され、のこぎりで切られた木」、夕方には29度「さなぎから出てくる蝶」に入ります。

28度で信頼していた人や環境から切り離され、これまでの流れが止まります。
愚者のカードのような、何も頼ることのない空白に、自分自身を生きることや自分自身を取り戻すことの意義を考えることになります。
そして29度で、蝶がさなぎから孵化するように、自身の本質的な可能性を開きます。

愚者のカードでは、すべての意味を失ったこの空白地点で、どれだけ未知の力を得るかが重要になります。
ここではこれまでの自分自身を確実に越えた力を受けとります。
どこへ向かうのか、なにをするのか、まったくわからないということは、唯一方向転換できるということでもあります。
すべてが意味を失った、頼るもののない理由のない不安のなかで、生きる意味を考え、自分自身を取り戻すことが肝心です。

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