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カップエース(2020年2月11日)

今日は小アルカナのカップエース。

カップは水の元素を象徴し、情緒や気を表します。
土の元素を象徴する器に入ることで、水の元素は成り立ちます。
情とは対象がなければ成り立たないということで、つまり範囲を決める必要があるということです。

器からこぼれる水は、よそ見をすることや感情が溢れていることが思い浮かびます。
水が満たされた器は、満足感や気持ちの潤い、愛のある生活などが思い浮かびます。

エースは1ではじまりであり、単独性があります。
カップのエースは、わき目もふらず思いが集中したり、他が目に入らない、ということでしょう。
愛や愛着の始まり、満たされるものに出会う、心が動かされる、気持ちの集中などを意味します。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座22度「子供たちが遊ぶために床に敷かれた布」です。
床が象徴する土の元素は、風の元素である水瓶座にとって、理想を体現する世界です。
21度で理想の実現のために心も体もないがしろに無理をした水瓶座は、22度で現実との間に布を敷くことで心を守ろうとします。

現実を直視し続けるだけでなく、夢や希望にワクワクする気持ちや、イメージの世界で遊ぶことを心に許します。
感情の働きとは、唯一私たちを遠い外へと導いてくれるものです。
知性とは記憶を繰り返し、感情とは新しい可能性に気がつくことができるものです。
いつでも純粋に感動でき、心が動くことが大切です。
そのために、22度では子供心や遊び心を育もうとします。

昨日はペンタクルスのエースで、今日はカップのエース。
勢いのある水瓶座21度22度では、心と体に目を向けるようにとカードが言っているかのようです。
風の元素が心身を考慮に入れないことの危険性を表しているでしょう。
ないがしろにされ乱暴に扱われた心や体は、我慢の限界にきたとき暴れ出します。
どんなときでも遊び心も休息も忘れないことが大切だということです。

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