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ソードクイーン(2020年8月24日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot/

今日は小アルカナのソードクイーン。

今日のサビアンシンボルは、乙女座2度「掲げられた大きな白い十字架」です。
乙女座1度で、獅子座の創造行為が明確な形となり、意味や意義を持ち始めます。
そして2度では、創造性よりも、意味や意義の方に重きが置かれます。
主観性は影になり、大きな白い十字架に象徴される、客観的で個人を超えた価値に光を当てます。

内的実感や主観的意味付けではなく、客観的で外的な意味や意義に関心が向かいます。
惑星意識なら、ここで自己喪失し、獅子座の熱が葬られますが、全惑星意識で生きているのなら、創造の熱を消すことなく、客観的視点を持ちます。
全惑星意識は、外界に投影しているものがありません。
外界に投影したものがないと、勘違いや思い込みがないので、評価されないとか共感されないことで、創造性が消えることはありません。

勘違いや思い込みがあると、外界も自分自身も正しく理解できません。
すると、他者の言葉や外的な出来事に対して、理解したいようにしか理解しません。
見たいものしか見ていないにも関わらず、それを外界の影響によるものだと認識します。

乙女座は、外界に投影した自分を見て自分を認識するので、変化しやすく、その分、防衛心を持つようになります。
乙女座2度では、自分軸のない、その心もとなさから、大きな白い十字架に身を捧げます。

ソードクイーンは、この大きな白い十字架のような、軸となるロゴスに生きています。
気分や体調に左右されることなく、軸そのものとして生きるので、個人の主観を持ちません。
乙女座2度では、ソードクイーンのような人を心の支えにしたり、あるいはソードクイーンのようにロゴスそのものに生きようとするでしょう。

惑星意識なら、すでに存在する価値観や尊敬できる人を白い十字架にして生き、全惑星意識なら、ロゴスのような永遠で普遍的なものを軸に、意図に生きるでしょう。

外界に投影した自分を見て、自分を認識していくと、映し出される鏡が変われば印象が変わり、常に外界に左右され、他の誰かの言葉は魔法のようにその人を変えていきます。
ソードクイーンの言葉には意図があります。
眠りの中にある人を目覚めさせる言葉を使います。
乙女座2度の十字架は、乙女座の人格形成の過程で重要な役割になります。
何を十字架にし身を捧げるのか、今一度考えてみるのがよいでしょう。

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