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ペンタクルス2(2019年11月10日)

今日は小アルカナのペンタクルス2逆位置。

ペンタクルスは土の元素で、資質や物質を表します。
器であり、輪郭や限界を作ります。

2の数字は、相対するものを表します。
はじめの1があるから対になるもう一つが生まれ、それは1の意志が進むべき道を見つけたかのように動きが生まれます。
しかし2の段階では、比較し判断し選択することはできず、それはなかば衝動的に、知らずしらずのうちに巻き込まれているような状況を作ります。

ペンタクルスの2の場合、土の元素の表す価値観やメリットにおいて、気がつかないうちに値踏みをしていたり、目の前のメリットに集中していることなどがあるでしょう。
また、ペンタクルスの2はリズムやテンポに関わります。
あちらとこちらを行ったり来たりします。
現実的に実際的に、緊張と弛緩や閉鎖と開放を繰り返し、「あっちがいいと思っていたのに今はこっちがいい」となったり、リズムよくひたすらに繰り返します。

今日のサビアンシンボルは蠍座18度「豪華な秋色の森」です。
この度数は閉鎖と開放のリズムを表します。
秋になると、ここぞとばかりに美しく紅葉する森のように、それまでの季節にはただひたすらにエネルギーをため、秋のお披露目の季節に備えます。
閉鎖しているときには、「自分でも何をしているかわからない」ということが多いでしょう。
集中しとことん追求することで、ある時突然にわかるのです。
「秋になり実をつけるまで、何の木なのかまったくわからなかった」というような感じです。

この蠍座18度のリズムを、ペンタクルスの2はよく表しているでしょう。
今日は逆位置なので、それは全体が見えないことや先が見通せない不安をあおりそうです。
今自分が何をしているのかさっぱりわからない、けれどなぜかとても集中したいし、余計なものは入れたくない、そんなことをペンタクルス2逆位置は表しているでしょう。

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