ワンドナイト（2020年7月23日）

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今日は小アルカナのワンドナイト。

そして今日のサビアンシンボルは、獅子座１度「脳卒中の症例」から２度「おたふく風邪の伝染」です。１８：４０頃２度に入ります。

獅子座の始まりは、蟹座の海から飛び出し、飛び出す力である自らの火の勢いで心身が麻痺します。
心も体も興奮と高揚感についていけず、止めることも判断することもできません。
火は土や水に消されることは不本意で、体調や気持ちに左右されたくないし、常識や共感に縛られることを嫌います。

蟹座は帰属する場所を表し、家や安らぎ、安定や安心に関係するので、生まれ育った家から出るには勢いや勇気、夢や希望が必要なように、獅子座１度では蟹座を押しのけるような力が働きます。

蟹座で恒星意識に帰依したなら、獅子座では恒星になりきるかもしれません。
一なるものの一部としての受容的な姿勢から、一なるものであるという能動的な姿勢に移ります。
内的に燃える火のままに、共感や共有のない孤独の中で真の創造性を育てます。

「ハウルの動く城」で、地上では消えてしまう星の子であるカルシファーに心臓を与えたように、獅子座は恒星意識で生きるのかもしれません。
カルシファーの力を映画では「悪魔の力」と言っているように、醜悪で巨大な城を構築し歩かせることができるような、今ここにはない超越したものを持ち込みます。

昨日のペンタクルスナイトに続き、今日はワンドのナイトです。
ワンドは火の元素なので、今日のワンドは獅子座の熱を表すでしょう。
昨日はルーツとして金貨に導かれることを予感させ、今日は自らの熱に導かれます。
ナイトはキングの意志の受け皿になる全惑星意識を表すので、ナイトの持つワンドは恒星意識に繋がっています。

情緒や気を象徴する馬を乗りこなすナイトは、蟹座の帰属する集合意識からチャージした気や感情に乗っているようにも考えられます。
個人を超えた力をチャージした「気」を乗り物にすることで、今までにない活力が沸き起こるではないでしょうか。
ガソリン満タンでアクセルを思いきり踏み込み、急発進してコンビニに突っ込むかもしれないし、そうすると獅子座２度のように大勢の人を巻き込んでいくかもしれません。

馬は車やバイクよりも神聖な乗り物とされるので、馬の持つ力とそれを乗りこなす力の影響力は計り知れません。
今日のワンドナイトの火は獅子座の火なので、創造の火です。
この人がいるだけで場が活気に満ちるとか、アイデアがたくさん出てくるとか、何もせずとも影響力を発するでしょう。

獅子座１度は心身が麻痺するほどの衝動を表しますが、ワンドナイトならばその衝動を乗りこなします。
内側から湧いてくるように感じる活力や衝動は、獅子座の支配星である太陽からもたらされ、自立した恒星としての太陽の意志に従うのでしょう