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3女帝(2020年11月26日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot/

今日のサビアンシンボルは、射手座5度「木の高いところにいる老いたフクロウ」です。04:30頃5度に入ります。

木の高いところにいるというのは、地上に下りずエーテル領域にいることを表します。フクロウは「森の哲学者」と呼ばれ知恵を象徴しますが、木の枝で待ち伏せて音もなく飛び、獲物に飛び掛かることから「森の忍者」と称されることがあるそうです。また夜行性で昼ではなく夜に活動するフクロウは、無意識領域に詳しいでしょう。

射手座4度は、エーテル体の歩き方を学んでいるようなふしがありましたが、5度ではそのエーテル領域で忍者のように暗躍します。地上に下りて肉体を持った人々に働きかけるのではなく、エーテル体に直接働きかけ、エーテルネットワークを介して力を拡大します。

エーテル体に意図を打ち込むとき、まだ時期尚早のものは反発されるように感じます。抵抗を感じるし、広がっていきません。打ち込み続けることで、意図は拡大するようにも感じるし、ただ時期が来ただけのようにも見えるものです。エーテル網に拡大していくには、集合意識にあるものを使って、純粋に決断するだけです。

射手座の初期度数は子どものような単純さがあると言いますが、射手座5度のフクロウは、地上から見れば思わせぶりな態度で無意識領域に働きかけ、暗躍しているように見えるかもしれませんが、エーテル領域ではただ子どものように決断しています。

エーテル網に生きるフクロウは、恒星との橋渡し役を担います。天と地を繋ぐ筒として、意図を打ち込むというよりも、恒星の意図を宿したと考える方が適切かもしれません。

今日のカード3女帝は、恒星の意図を宿し、それはテトラクテュスのように9つに分割していきます。これは女帝がイメージ化やビジョンを多彩にしていくことに関係していて、中心軸を持つとイメージは膨らまず、軸を持たずに左右の力が働くと、あらゆるイメージを生み出すことを表しています。

始まりの意図は9つの型に分岐し、それぞれは地上化するとより分割されチリのようになります。光が届く地点に限界があるように、恒星の意図は、ほんのわずかにしか含まないものも出てきます。女帝のカードの生殖は、エーテル体で恒星の意図と繋がり、普遍的なものを持ち込みます。

恒星の意図を宿し多彩にイメージ化する女帝は、天と地を繋ぐクイーンのカードにも似ていますが、女帝が生み出したものは、6恋人のカードの天使が放つ矢に変わるのではないでしょうか。陰陽化していない恒星の意図は、女帝によって多彩になり、地上に放たれると光と影になります。

射手座5度のフクロウが見るビジョンは、陰陽化したばかりの素材です。集合意識にあるものを使ってイメージ化し、木の高いところから矢を放ちます。この矢で射抜かれるのは誰なのか、木の高いところからは特定できないでしょう。

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