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ソードナイト(2020年11月20日)

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今日のサビアンシンボルは、蠍座29度「首長に自分の子供たちの命ごいをするインディアンの女性」です。06:05頃29度に入ります。

サインの29度は次のサインへ飛び出すために、二つのサインの性質の間で揺れ動きます。蠍座は次のサイン射手座の性質との間を行ったり来たりします。火は横の繋がりに依存しない性質なので、水の愛着から離れようと試みますが、一度首を突っ込んだ関係性から抜け出すのはなかなか大変そうです。

インディアンは26度のシンボルにあるように、恒星のアーキタイプとして生きる存在であり、天体の動きや自然界と共に生きています。恒星の子どもとして生きるインディアンが、型共鳴したアーキタイプでないなら、一つの宗教で結ばれた集団になり、蠍座29度が離れたくても離れることのできない集団となります。

恒星に存在の根拠を置く人の元には、法王のカードのように信者が集まるかもしれません。その信者が自立し集団から抜け出そうとするとき、法王は止めることもしなければ気づかないかもしれませんが、横の繋がりの信者は引き留めたり、否定したりするでしょう。

蠍座29度の命ごいは、信者側(惑星意識)から見れば、このような親密な関係性からの脱出がテーマになりますが、法王側(恒星意識)からすれば、蠍座の水は集合意識や集団感情となります。ぎりぎりまで首を突っ込んだ地上原理から抜け出すことがテーマです。

と考えたところで審判のカードが出ました。だとするなら蠍座29度は、水の大地に下りてくる火になり、エーテル体あるいは月のステーションに下りてくる恒星意識になります。射手座は恒星に飛び出しますが、蠍座は恒星が下りてくる水の大地です。

審判のカードはクンダリニーにも関係するカードなので、射手座に移動するために陰陽化を閉じ、身体ごと恒星に飛び出そうとするのは、これはこれで納得です。蠍座29度の命ごいが、陰陽化を閉じようとする行為なのは、どの意識レベルでも同じなのかもしれません。

任意の恒星と繋がるとき、陰陽化を閉じまた開くことで、その恒星意識に足を下ろすことができます。この言わば信念体系の移動のようなものは、村から出て街に引っ越しするような、小さなものも少なからず似ているでしょう。

今日の夢では、立方体を腰に浮き輪のようにつけた人たちがいて、この箱には恒星意識が注がれ続けており、隅々まで満タンになると陰陽化は閉じられ、自動的に箱から飛び出すことになるとのことでした。私は立方体を、ケプラー立体とあまり結びつけておらず、信念体系の箱として見るので、箱が恒星意識で満タンになると、より大きな箱つまり恒星意識という信念体系を認識し、その箱で生きるようになると考えています。

この夢は審判のカードのようだと思って見ていましたが、夢を使って鎮魂帰神法をやろうとしているので、まだまだ掘り起こせそうな題材です。

インスタにあげているものとの兼ね合いで、審判のカードは出たばかりだから、今日はソードナイトで。ナイトは全惑星意識なので、首長に命ごいすることはないでしょう。ソードは風の元素でロゴスです。恒星意識が貫く意識がソードナイトなので、横の繋がりに対してロゴスに従い切ったり繋いだりすることができます。

蠍座29度とソードナイトに繋がりがあるとするなら、恒星意識が下りてくる全惑星意識で生きるなら、この度数ではソードナイトであるべきだろうということです。不必要な縁を断ち切り、必要なものは改めて繋ぎ直し、射手座に飛び込む準備をするのが蠍座29度です。

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