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21世界(2020年2月15日)

今日は大アルカナの21世界。

世界のカードは、4元素を均等化することによって真ん中の扉が開き、別次元へと抜け出します。
4元素の均等化とは、世界を構成する火、水、風、土の4つの要素のどれかに同一化するのではなく、すべてをバランスよく発達させることです。
どれか一つの働きが強まると、どれかが弱まり、それはその人の癖や偏りとなります。

情熱でも同情でも、公平さでも感覚でもないところに本質的な自分はいます。
思考でも感情でも身体でもないところに自分がいるということ。

世界のカードでは、本質的な自己を取り戻すことで、世界の真の姿を見ることになります。
つまり肉体感覚から抜け出し世界を知覚するということです。
世界の本質であるエーテル体を知覚することで、今まで感じたことのないような生命力や多彩さに気づくはずです。

エーテル体はオーラを作り出しますが、これはたとえ見えなくても誰しもが感じています。
目に見えるものだけでなく、目に見えないものに大いに影響されて生きているものです。

世界のカードは、この知覚の拡大を表しているとも考えられます。
今自分のすべてだと思っているものも、明日の自分には一部にすぎなくなっているような感じです。
今日の自分がわからなかったものも、明日の自分は知っている、これは世界のカードの扉を開けたということです。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座26度「水圧計」、夕方には27度「スミレで満たされた古代の陶器」です。
普遍的自己の確立のため、より上位の普遍的な意識へと開かれていきます。
それは自己を偏在化させるような、個人から非個人への発達です。
26度では真に客観的に判断しようとします。
思考も感情も身体もすべてを使って注意深く集中します。
それは偏った感情で判断するわけでも、感情を無視するわけでもなく、心身すべてを用いた注意力です。
27度では自分自身の感情そのものが、なんだか胡散臭く感じます。
これらはすべて個人性の排除への道なのです。

世界のカードは26度の知覚の拡大を表しています。
思考でも感情でも身体でもない自己により、外界を真に客観的に認識します。
より上位の次元へと扉を開くということは、水瓶座が目指す「どこにもいないけれど、どこにでもいる」という普遍的自己への扉でもあるでしょう。

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