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カップの7(2019年10月14日)

今日は小アルカナのカップの7逆位置です。

昨日に引き続きカップのカードの逆位置です。
台風の影響で水があふれているからかな、と思ってみたり。

カップは水の元素で感情や気を表します。
7の数字は上から下へ水が流れ落ちるような勢いで目的に向かうことを表します。

感情や思いが勢いよく流れるというのは、目的に対する期待感を表します。
火の元素なら目的に向かった「勢い」を表し、風の元素なら「知性」によって出し抜くことを表し、土の元素なら目的がなんでも「形」になっていくこと、などが考えられます。

7の数字の、何かを求め続け、満たされることのない思いは、どの元素にも、焦燥感や自己の期待を満たそうとする姿勢をもたらします。

カップの7は、期待や夢に心が満たされていることを表します。
何かを求めている間のときめきと期待感は、形になってしまうと「ちょっとがっかりする」「こんなものだったのか」となります。

目に見えないイメージの世界は、物質世界よりもはるかに豊かです。

今日のサビアンシンボルは、天秤座21度「海岸の群衆」です。
どのサインも21度が最もそのサインの力が発揮される勢いのある度数です。
タロットカードでも21は完成を表します。
21の数字はその世界の充足と完成を表すということです。

天秤座の力が最も発揮されるとは、対人的にどんな人でも積極的に能動的に扱うことができるということです。
誰もが難しいと思う人とでも、優劣つけず、対等に接することができます。

海岸にあらゆる人々が集まり、大きな海が人々を癒すようにです。

天秤座は21度で、思いっきり外に出て誰とでもどんな人とも対等に付き合い始めます。
特に難しい人に興味を持ち、攻略しようとするのではないでしょうか。

天秤座はなんでも外に打ち出されるので、現実化するのが早いのですが、21度ではその力が分散されていく様子もうかがえます。
何でも形になるということは、分散され小さく実現されていき、小さな砂が集まり大きな山になるように、いずれ大きな成果になるのでしょう。

カップの7の期待感は小さく現実化されるにつれ、ちょっとだけがっかりしていきます。
疑問に対して答えを得たとき、その瞬間からもう次の疑問が始まっているように、カップの7の逆位置は、「ちょっとがっかり」「なんだそういうこと」から新しい目的に心が向かうことを表します。

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