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21世界(2020年9月23日)

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今日は大アルカナの21世界。

今日のサビアンシンボルは、天秤座1度「突きとおす針により完璧にされた蝶」から2度「六番目の時代の光が七番目のものに変質する」です。23時頃2度に入ります。

意識は対象があることで働きますが、個性もまた射出する対象があることで形成される面があります。個性が打ち出されると、それに相応しい環境と出会いが訪れます。

天秤座が、個人がはじめて鏡を見るように自分を知るサインだと言われるのは、乙女座で完成した個性が打ち出され、環境に応えるのではなく環境が引き寄せられ、目の前を見ればそれは自分自身だとわかるからです。

家、仕事、パートナー、仲間、社会の中にある、あらゆる要素が引き寄せられ、それによって個性が確立し、外から向けられる視線や評価によって自分を知ります。

天秤座が対象とする外界とは社会内に限らず、触れてくる存在、聞こえてくる声は物質界を超えたものもあるでしょう。聞こえてくる声によって方向性が決まり、触れられた場所はその性質を帯び、見たということは影響を受けています。

蝶はエーテル体を象徴すると言われています。左右に広げられた羽根は、人体の周囲に広がるオーラやエーテル体に似ています。天秤座1度が、エーテル体が針によって完璧に広げられるなら、本質的個性が集団の評価によって明確になると考えられます。

肉体に同化して生きる人は、思いがけない評価によって自分を知ることになるかもしれません。エーテル体が元気なら、そのままの個性が打ち出されるでしょう。

毎日夢について考えていると、私の場合ほとんど一日中エーテル体の体験について考えていますが、そうなるとエーテル体はどんどん自立していきます。エーテル体に地上的意図を打ち込み、物質世界を変えていくことに注力していた時期もあり、実際夢セラピーではそのようなことを謳っていますが、今はエーテル体にお任せしている感じです。もちろん自己の結晶化という目的と意図があってのことですが、そこに地上的な個人性は必要ありません。改札を越えたら優位性は消えます。

こういったエーテル的個性が打ち出されると、それに相応しい地上的環境が生まれるのは当然のことです。乙女座から天秤座への移行は、世界のカードのゲートをくぐるように、個性が環境の中に押し出され、個性の持つ4元素がその人の世界を作り出していきます。

世界のカードは、世界に入ること、世界から出ることの両方の意味を持ちます。魔術師と愚者の両方の性質があります。世界に入るとき、第五元素あるいは一なるものが4つに分割することで、時間と空間が生まれストーリーが始まります。

完成を意味する世界のカードの絵柄の卵型は、第五元素でありエーテル的個性だと言えます。この卵から二つの手と二つの足を出すことで、世界を作り出し、世界に関わることになります。

世界のカードの絵柄自体が象徴的に、羽根を広げた蝶にも見えなくもありません。蝶は羽根を広げて世界に降り立ち、イエソドからマルクトへ、エーテル体は肉体へと、ありのままに反映されていきます。

ちなみに秋分点は太陽が天秤座に入るときで、春分点で打ち込まれた意図が形になっていきます。結果が出てくる、外へ打ち出したいものが明確になる、やりたかったことが何かわかる、開放感のある季節です。

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