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16塔(2020年7月25日)

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今日は大アルカナの16塔。

今日のサビアンシンボルは、獅子座3度「髪形をボブにした女」から4度「正装した男と角を刈られた鹿」です。21時ころ4度に入ります。

3度は1度と2度の両方の性質を持ち、二つの流動的で無自覚な視点に、もうひとつ視点が加わることで、積極的な目的や活動が生まれます。
獅子座1度の内から外に放たれるエネルギーは、2度で無自覚に周囲に影響を与え、3度では1度のエネルギーが土や水の元素の限界を打ち破ります。

火の元素は消されることがないように、水や土を否定します。
水の共感や共有、土の常識や身体性に抵抗するかのように火を燃やします。
獅子座3度では、土の元素が表す身体的年齢、体調、常識や、水の元素が表す共感、共有、感情など、「同じ釜の飯を食った仲」という発想を打ち破るように、何にも迎合しない姿勢を押し出します。

恒星に自我を置くと、横のつながりや共感に頼らなくなり、恒星に共鳴する肉体に調整する必要があるので、週末の飲み会も三大栄養素を摂取することも、おかしな習慣に見えてきます。
恒星として地上で生きることは獅子座3度にも似ていて、土や水への関わり方が火に基づいたものになります。
精神性や哲学性が先にあり、それによって土や水が構築されます。

恒星の地上化は、4元素が一段ずつあがり、土は水、水は火、火は風、となり、土の肉体を持ってはいるけれど、水に立ち火で繋がり風に生きるのではないでしょうか。
恒星は自立しています。
獅子座の支配星である太陽が、自立した恒星太陽ならば、何にも頼らず自ら爆発し続けます。

今日は塔のカードですが、塔は信念体系だけでなく肉体を象徴すると考えると、塔の中から突き抜けるような力が上に昇り、信念体系も身体性も超えて飛び出します。
信念体系という思い込みは、肉体があり閉塞していることそのものであり、共感共有によって作られるものでもあります。

塔の内側から出る爆発した力が、獅子座1度の創造の活力だとすると、3度では信念体系をすっ飛ばして、周囲の目も気にならないし、どんな常識や倫理にも縛られないことになります。

「大胆なことをしたい」というのは、その人にとって大胆なわけで、他の人からすれば当たり前のことかもしれませんが、本人にとっては塔の蓋を開けるような行為なわけです。
はじめて一人でバーに入るとか、髪の色を銀髪にするとか、水晶透視の練習をはじめるなど、自分にとっての大胆な行為をすることで、塔の蓋は開くことがあります。

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